動き続ける訓練
厚別2日目。
バーサロペットは今年からコースが変更になり、フラット基調。
登りが無いのはありがたいが、逆に言うと下りも無い。下りが無いなら休めもしない。
常に身体を動かし続けないといけない。難儀なこっちゃ。
先週の土曜日にも、ニューアイテムのatomicのシェイクダウンを行ったが、雪面が圧雪されておらずフィーリングはイマイチ。
滑ることは滑るのだが、ディテールに関しては「よくわからない」というのが正直なところであった。
今日も朝方に大雪が降っていたため、雪面は期待できないと半ば諦めムードで臨んだものの、案に反して雪面はきっちり圧雪され、バニラアイスのような上品は顔立ちをしている。
この理想的とも言える雪面で、atomicの板は本領発揮。
弱オーバーステアともいえるコントーラブルな特性で、意のままに操れる。
加速が欲しい時も、ほんの少し自身のアクセルを踏み増すだけで、スッとスピードにのる。
これは良い板だ。こんな素人でも良さがビンビンに伝わってくる。
まったく疲れずに90分。
これなら3時間くらいは乗れたかもしれない。
厚別競技場のフラットなコースで、ずっと身体を動かすトレーニングは単調と言えば単調だ。
滝野のコースのように、上り坂と格闘したり、下りを緊張感たっぷりに駆け抜ける喜びは無い。
だが、淡々と周回を重ねて自分のシュプールを一周ごとにトレースしていく楽しみは、これまた別格の楽しみである。
来週は少し稼働時間を増やしてみよう。まだまだいけるはずだ。
気温と雪温が上がりそうだからスプレータイプのワックスは必要かもしれん。
つるやたかゆき