ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

予行演習

夏至が近い。
夏至は祭りだ。ひとりでどこまでも走る祭りだ。そのためには準備をすすめておかなくてはならない。
今年は正直にいくと仕上がりが遅い。
主要なマラソン大会が中止になっているのでトレーニングの強度もイマイチだ。
急ピッチで仕上げていかなくてはならない。

札幌から12号線をとって江別、そこから道道江別恵庭線で北広島。北広島からは市街地を抜け36号線に合流して再び札幌へ。
これで50㎞の距離をとれる。
気温は30度を超える予報なのでなるべく早く出発したかったが、案の定寝坊して6時の出発。
このシーズンの6時は太陽はかなりの高さになっている。
幸い湿度はそれほどでもなく風が気持ち良い。

風は気持ち良いが、脚はダル重である。
このダル重の症状は実のところ2か月近く続いている。
おそらく履いているADIZERO JAPAN4がこういうランには致命的にあわないのであろう。
なんとなく想像はついていたが、いずれ脚も慣れるだろうと安易に考えていた。
だがこういう長距離をやる際はネガな部分をとことん潰しておく必要がある。
やはり安心と実績のADIZERO BOSTONを投入するしかあるまい。幸いまだ未使用のADIZERO BOSTONは2足残っている。

だましだましで江別。距離にしたら20㎞。ここまでて相当消耗している。ボトル2本はもうすっからかんだ。
予想以上の発汗ペース。黒いTシャツは塩で真っ白になっている。
ここから補給ポイントが少ない道道江別恵庭線を走ることになる。
のっぽろ野菜直売所の自販機で水を補給。あわせて塩タブを摂取しておく。
おそらく本番も体内のミネラルバランスを一定に保つことが重要になってくるはずだ。こういう補給の練習ができたことは大きい。
さらにプロテインバーもとっておく。
15グラムのタンパク質を摂取できるうえに、エネルギーもとれる。
今回は「1本満足バー プロテインヨーグルト」と「1本満足バー プロテインチョコ」をチョイスした。
こういう暑さのなかではチョコよりヨーグルトの方が食べやすい。今度からはヨーグルトのみ買うことにしよう。
1本140円ぐらいだが、出先ではプロテインの粉末を摂取しにくいのでありがたい。ノーマル(?)な1本満足バーと比べて価格もそれほど高くないのはありがたい。

北広島到着時点で体力の消耗はハンパない状態になっていた。
足の裏に焼けるような痛みが走る。靴底と致命的にマッチしていない証拠だ。
JRで離脱することも考えたが、あまりにも情けなさすぎるのでカンカン照りの中とぼとぼと国道36号線を目指す。

今回は素肌の上にTシャツを羽織っているだけだが、ここまで発汗がすごいと一枚インナーをいれたほうが良さそうだ。
本番までにメッシュ系インナーを買っておいた方が良い。肌に張り付くのがここまで不快で消耗させる行為だったとは。。久しぶりに思い出した。
ベースレイヤーの下なんて山を走るときに考えればいいやと思っていたが、いやいやそうじゃない。とっても重要なアイテムだ。

国道36号線まで出てしまうと残りがイメージできるので割合精神的には楽になった。
起伏はあるが、ゴールまでのコースどりは完璧に頭の中に入っているので、問題ない。
どうにか無事にゴール。家で食べたアイスが死ぬほど美味い。こういう感動をもとめるために走っているのだ。

とりあえず、シューズとインナー。これはさっそく改善する必要がある。
残り時間は少ない。


つるやたかゆき