本番まであと僅か
今日も滝野。
今年は感心なことに滝野通いがちゃんと続いている。偉いぞ、俺。
今週も雪が降らず、それどころか暖かい日が続いていたので、コースの出来が心配だったが、問題なし。整備が行き届いており、滑りやすい。スタッフの皆様、本当にありがとうございます。
今日はレースシミュレーション。
本番の50kmを想定して、6kmを8周。3kmを1周の合計51kmをやっつけるプランだ。
思えば、クロスカントリースキーでは32km以上滑ったことがない。
その32kmとは、4年前に惨敗し未だトラウマになっている最初の札幌国際スキーマラソン。。32km地点で茫然自失の体でリタイアしたあの一件。
今日のレースシミュレーションは、ただ単純に本番の想定をするだけでは無く、4年前の自分越えの意味もある。
先週、滑り方のコツをちょっと掴んだと思っていたので、意気揚々とコースイン。
しかし、なにか違う。。
板はしっかり滑るし、力の入れどころは間違っていない筈なのに、上体が踊る。自信をもって踏めない。登りはまだマシだがスピードが少しでものると身体が上下左右バラバラな動きをしてしまう。
おっかしーなあと首を傾げながら、2周経過。タイム的には悪くはなかったが、バランスが悪いのでとにかく疲れる。
一息入れて、待てよと思い、考える。
ハンドリングが悪い理由はなんだろう。剛性感が足りていないのでインフォメーションが希薄になり、その結果FBがこないため身体がビビってしまっている。
ということは、剛性感を上げれば良い。
クロスカントリースキーでハンドリングの剛性感を上げるには。。。??
板とシューズ、シューズと足、そのどこかに問題があるハズ。
板とシューズは基本的にはいつも同じ力で固定されているので、疑うならばシューズと足の関係性だ。
そこまで気がついて、シューズのシューレースを締め直す。
しっかり締めたと思っていたが、改めてチェックをするとちょっとユルかった。
締め直してからは、嘘のように滑りが安定した。
下りも攻めることができるし、登りも一段と楽になる。
なにより雪面からのFBが適切なので、怖くない。
怖くないので、身体が受け身にならず変に力が入らないので疲労が少ない。
あっという間に5周(30km)が終わり、小休止。
ここで少しカロリーをとって、板の左右を変える。
先週の超人おじいさんの教えを生かす。
その後、6周、7周と快調にいったが、のこりの8周目は流石に全身の筋肉がペチャンコになっており、力が入らない。普段まったく鍛えていない上半身全体の筋肉が、先に悲鳴をあげた。ストックをまともに刺せない。
突然の失速だったが、こういう問題・課題が発生することを期待していたので本当によかった。本番まであと2週間。課題がでたところを解決させれば良いのだから。
結局、どうにか51kmは走破。
久しぶりに完全燃焼した。いや、完全燃焼は本当に心地良い。
今年は一ヶ月に一回は、ランやスキーやバイクで完全燃焼させられるようにしよう。
本番まであと僅かだ。明日は、義父にワックスを塗ってもらいに行こう。
身体でカバーできないところは機材でカバーする。それが凡人の戦い方だ。
つるやたかゆき
知らん音楽を聞く
最近、家に帰ってきてからテレビをつけっぱなしだ。
年末にCSフジで放送していた、フジロックの特番、6時間×3日分をつけっぱなしにしてダラダラ見ている。
この手の番組は非常にありがたい。
特に意識をせずに、自分の知らない音楽を知ることができる。
どうしても生理的に合わない出演者はチャプターでとばしてしまえば良い。
テレビをリアルタイムで視聴するのは、時間の無駄だ。(ただし、スポーツは例外)
フジロックは出演者の幅が広いので、様々なジャンルの知らない音楽を知るとかが出来て良い。
これが、ハードメタル系やV系のフェスだったら、ちょっと途方に暮れてしまうが、フジロックならバランスが良いので飽きることなく見ていられる。
それにしても、常に雨が降ってるなぁ。。
3日間、あんな天気の下で楽しめる観客の皆さんはホント、タフだなぁ。。
もうフェスも5年以上行ってないので、ノリノリのお客さんを見ると素直に感嘆するしかない。
知らんバンド、アーティストの中からピクッとしたのも何組かいた。
この後、深堀する予定。
さて、この後はグラントンベリーフェスティバルの録画もあるんだった。。
つるやたかゆき
乗りこなせてきた
疲労も溜まってきているが、昨日にどうにか掴んできた手応えを確かなものにすべく、今日もXCスキー練習だ。
とは言っても、滝野まで出かける元気もなく厚別競技場に初見参。
トラックをXCスキーを滑ることができるよう圧雪しただけのコースだが、フォームを確認し身体に覚えこませるには、むしろ最適なハズ。
大谷地駅からスキーを担いでエッチラホッチラと歩くこと15分。初めての厚別競技場だ。
勝手がわからなかったので係員さんに聞くと、XCスキーはご自由にどうぞ、となかなかフリーダムな扱い。そそくさと更衣室で着替えて、トラックに飛び出す。ジムは有料だけどXCスキーは無料なのね。ありがたい。
飛び出したのは良いが、圧雪されていない。。。
いや、おそらく前日にはキチンと圧雪してくれたのだろうが、今朝方降った分がふんわりと残っている。
まいったなぁと思ったが、今更滝野に行けるわけでもないし、セルフ圧雪してやろうと覚悟を決めて滑り出す。
自分以外に誰も滑ってないので、自分の頑張りによって圧雪度合いが決まる。これは燃えるではないか!
幸い雪は軽いので、スキーさばきにあまり影響はない。ワックスあってないから全く滑らないけど。。
平坦なコースなので楽かなぁと予想していたが、登りも無いが下りもない。今まで下りでだいぶ楽をしていたんだなぁと実感した。平坦は平坦でキツイよ。
一周400メートルのトラックを30周。
見事にセルフ圧雪完了。
25周目くらいから、チラホラ他の人も滑り出してきた。
みんなー!圧雪したのは僕だよー!と叫びたかったが、おそらく真駒内のコースなど毎日丹念に圧雪してくれている人がいるんだよなぁと思ったら、こんなとこで自分の手柄をエバるのも情けない話しだ。世のため人のため、頑張ろう。
フォームはかなり固まってきた。疲れない。そして、身体と板の関係がかなり良好になってきた。思い通りに板をコントロールできている。
来週末は滝野で、レースディスタンスのシミュレートをやろう。
朝からいって日が暮れるまで滝野の山の中に籠るのだ。素敵じゃないか!
土曜滝野、日曜厚別競技場、なかなかいい組み合わせだ。
地下鉄にスキー持ち込むのは恥ずかしいけど。。
つるやたかゆき
なにか掴めた日
朝から滝野でXCスキー。雪不足も解消してようやく全コースがオープン。
今日は6㎞のノウサギコースを5周。
うまい人は10㎞、16㎞のコースにいくだろうと予想し、真ん中くらいにランクするノウサギコースを選んだが、これがドンピシャ。
圧雪後、だれも滑っていないコースを独り占め。バニラアイスのような贅沢な雪面を存分に堪能した。
先週までと違って、雪面が安定しているので安心して踏んで行ける。
先週まではガリガリで、下のコーナーとか怖くて怖くて上体が起きてしまっていたが、今日は爪先に重心をかけてクリアできた。
うーん、コツは足の親指に重心をのせるイメージだな。
重心をのせて、スキーが滑りきるまで親指を意識し続ける。それをやるだけで見違えるほど楽に、そして速くなった。
後半、おじいさんと一緒に滑ることとなった。
札幌国際の50㎞を20回完走している超人おじいさん。
70歳とのことだが、凄い経歴だ。
新調したという赤いアトミックの板がメッチャ似合っている。
そんな超人おじいさんに教わったことをまとめておこう。
・札幌国際の50㎞はテクより気持ち
・練習の時は休憩をなるべくいれない。
(スキーなので汗が冷えてやる気なくなる。)
・練習の中ほどで左右の板を入れ替える。大会の時も中盤で履き替えよう
(ワックスの減りが均等化される)
・大会の時は替えの手袋をもっていくと安心できる
やはりサバイブしてきた人の、お話はタメになる。
XCスキーは若者が少ないので、こういう風に先達から積極的にアドバイスを頂ける環境なのが嬉しい。
いや、そんなに若くないんですけどね。。
つるやたかゆき