ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

冬の挑戦計画

いよいよ来週末から滝野でクロスカントリースキーを楽しむことができる。

楽しみでしょうがない。

滝野まで通うのは億劫だけど、あの素晴らしいクロスカントリースキー場で、息をゼーゼーハーハーしながらクロカン三昧は、贅沢だ。

2月中盤までは週末は滝野通いをしたい。

クルマをもっていないので、地下鉄とバスを乗り継いで、結局往復1400円くらいは少々痛いけど、これくらいの投資は許容範囲だ。

 

www.shsf.jp

今年は久しぶりに、この大会の50kmに挑戦してみようかと迷っている。

あれは、4年前のことだ。

クロスカントリースキーを始めた年、というかクロスカントリースキーを買う前に、エントリーをしてしまった。

スキー屋の店員にその旨を伝えたら、真顔で「お客さん、死にますよ」と言われた、曰く付きの大会。

店員さんの言うとおり、32kmで精根尽き果ててリタイア。本当に死ぬかと思った。

回収用バスの中がお通夜状態で、弱った身体には堪えたなあ。。

 

翌年は25km部門にカテゴリ変更してどうにか完走。

次の年は札幌国際スキーマラソンは回避して恵庭に参戦。

 

要は、トラウマを植え付けられた50kmから逃げ回っているのだ。

そろそろ、リヴェンジせねばならない。

 

滝野のキツツキコース(16km)を3周分。

いや、練習なら4周をコンスタントにできていないとダメだな。

平日もクロカンのトレーニングできれば違うと思うんだけど。。

まあ、状況を嘆いていても始まらない。やれることをやって挑戦してみよう。

 

 

つるやたかゆき

ラン復帰

寒さに負けて、家の中でローラー台をクルクルするのにも飽きてきた。

土曜日、思い切って早起きをして15㎞ほどランニング。

ひさびさ、外を走る。

冷たい空気が鼻から入ってきて脳に染み渡る。

1週間の仕事で溜まった、脳内のゴミゴミした感情が柔らかくリセットされていく。

ああ、この感覚が好きで身体を動かしていたんだと再認識。

久々で、なおかつ雪の路面という悪条件だったが走り終わった後の爽快感たら半端ない。

まだ昼前。

夕方のサッカーまで時間はたっぷりある。部屋を掃除して、ラーメンでも食べに行って、図書館で本でも借りてこよう。

最高の週末だ。

 

つるやたかゆき

2017 FIA世界耐久選手権第7戦 富士6時間耐久レースに行ってきた①

かなり前の出来事になってしまうが、FIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦、富士6時間耐久を見に行ってきた。

仕事が遅いな。。

トップカテゴリであるLMP1においては、昨年がアウディ、そして今年はポルシェが撤退を表明するなど、2018年以降の雲ゆきが非常に怪しい状況。

トヨタとポルシェが、ガチンコにやり合うのは今年で最後。

現時点で世界最高の技術の結晶であるLMP1ハイブリットマシンの最後の勇姿を見ておきたかったのですよ。

 

結論から言うと、本当にドラマティックだった。

天候は最悪だったが、その天候が最高の演出をしてくれた。

第3戦のルマン以降、全く良いところがなく、このままポルシェに勝ち逃げされそうになっていたトヨタに対して地元・富士スピードウェイで一矢報うことができた。

確かにラックが大きな要素だったことは否定できない、ただトヨタはそのラックがなく2年連続でルマンを落としている。

ここでレーシングの神様に少しばかりの借りを返してもらっても、批判される筋合いはないであろう。

目の肥えたレースファンも満足できる展開がそこにあった。

 

今回、いつものカメラ(PENTAX K5Ⅱ)のレンズを変えてみた。

価格とルックスで、シグマの17−70mmを買ってみた。

 

こちらも結論から言うと、かなり満足できるレンズだった。

同じシグマの17−50mmと悩んだのだが、設計が新しいのは17−70mmのほうとのことで、なるほど確かに軽い。

ピットウォークでの取り回しを意識すると少しでも軽い方が良いので、こちらにしてみた。

 

ということで、WECの断片を適当に撮ってきたのでダラダラと投下してみる。

 

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 『イベントステージにAKB来てるらしいぞ』

『マジかよ、見に行こうぜ』

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『オラー!仕事しろ!!』

 

 

つゆやたかゆき

秋・冬用のランニングウェアをアップデートした話 2017年編

秋・冬のランウェアの悩みの種は尽きない。

防寒と発汗の処理という、考えようによってはトレードオフする要素を両立させ、なおかつ動きやすいウェアを追求するのは困難な話だ。

 

ちょうど1年前のエントリで、秋・冬用のランニングウェアをアップデートした記事を書いたが、今年も若干のチューニングを加えたので記録に残しておく。

 

今回はインナーを見直した。

モンベルのジオラインという高機能ウェアを導入してみたのだ。

webshop.montbell.jp

 

ジオラインシリーズのL,Wラウンドネックシャツ。

ジオラインシリーズは厚さ別に3種類あり、今回購入したものは一番薄手のものとなる。

薄手というところに不安はあったが、カタログには『冬のスポーツに』とあってこれにしてみた。

というか、一番分厚いモデルは極地用だと。。うーん、ガチのアウトドア用品は怖いわ。

運の良いことに期限が切れそうな商品券が部屋の隅から見つかったので、黒と紺色の2着を購入。

触った感じはただのヒートテック系のインナーのようで、その性能は推し量ることはできない。

真価は運動を止めた時に発揮される。

運動時には普通に発汗し、それは肌の表面に残る。発汗した瞬間から汗を給水して発散するワケではない。肌の表面は濡れるし、インナーもしっとりと湿っている。

 

運動して肌に汗が残っている状態で、身体を停止させる。

秋・冬のシチュエーションで一番呪わしい状況だ。

通常だと、汗を吸ったインナーが冷え始めて身体の熱も奪い、再度の起動がおっくうになるケースだ。

 

ジオラインはこういうシチュエーションで、力を発揮する。

いつまでたっても寒さがこない。

確認してみると、肌の表面もインナー(ジオライン)もからからに乾いている。

驚異の速乾性。

秋・冬のランニングで一度起動を止める際の懸念が大幅に解消された。

汗冷えが一番の大敵、大袈裟ではなく命の危険もあるのでこのリスクを解消するのに、一枚3500円は高くない。

まだ最長で20kmくらいのランでしか試していない。

今後、60km程度のランニングで汗の給水限界を試してみるつもり。

 

つるやたかゆき

この季節が一番困る

夜ランが停止となって早1週間。

足の不調が改善したかと思うと、外は雪。

圧雪になっておらず、路面はツルツル。

冬用ランシューをトレランシューズで代用している身にとっては、この路面には太刀打ちできない。

しょうがないので、ローラー台をクルクル回す日々を送っている。

ローラー台、汗はしっかりかけて良いのだけど、爽快感という点ではランに35ゲーム差で負けている。

なんか良い方法を考えなきゃなぁ。。

オシャレランニングファクトリー 太平洋スーパーファスト

GPSロガーを使うと走った記録を地図に残せる。

個人的にランニング用のGPSウォッチの楽しみはその点に尽きる。

別にデータを分析することもないし、過去の自分の記録と比較して一喜一憂することも無い。ただ走ったところが地図に残るのが嬉しい。

 

それが最早、ランニングじゃなくても良い。知らないルートを落とす。そこが山なら登山だし(スキルが無いからやったら事故ると思うが)走ることができないなら歩いても、自転車でもなんでも良い。馴染みのある目的地に行くのだって、バリエーションルートを作れば良い。それが楽しい。

考えてみるとランナーというのも窮屈なカテゴライズだ。一人の耐久者として地図上にルートを残せることができりゃそれでいいや。

 

そんなこんなで、あるとき地図を眺めていて、太平洋岸に軌跡を残せたらオモロイなと思った。

苫小牧から室蘭、そして長万部あたりを線で結ぶ。最高にクール。

とりあえずこのルートを分割して落としてやろう。

丁度タイミングよく、JRのお得な切符の存在を知った。2300円ほどで、特定区間乗り放題。これなら格安でスタート地点にも行けるし、ゴール地点からも帰ってくることができる。

 

札幌発の始発に乗って苫小牧まで。

そこから36号線沿いに室蘭を狙う。ルートをひいていて一瞬、室蘭の手前である東室蘭でいいかな?と思った。

東室蘭の方が街として大きいし、帰りのアクセスも良い。差としてもたったの7㎞だ。東室蘭でもルートを残せたと自分の中で満足できるのでは?

しかし、ふと気がついた。

室蘭国道36号線が終わるのだ。今年の春に、札幌からウトナイ湖を経て苫小牧まで走った。つまり、今回の企画が成功すれば36号線の人力踏破が達成される。これはやるしかない。

 

苫小牧駅を7時半に出発。幸い気温は高めで、着ていたウィンドブレーカーとネックウォーマーは500mも走らないうちに脱ぐことができた。

おそらく、気温に加えて海沿いというところで湿度も影響しているのだろう。

なんとも温く、心地よい。

少し行くと左手に太平洋が見えてくる。うーん、贅沢だ。普段海を見慣れていないからわけもなくコーフンしてしまう。いいなぁ、苫小牧市民。あんまりランナーの姿は見なかったけど、みんなこの光景は見飽きているのかな?

 

とはいえ、慣れというものは恐ろしいもので15kmも走ると風景には慣れてしまった。

そして次第に単調な視界に感覚が支配されていく。

殺伐という言葉が似合う、郊外の道の風景。

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シーズン的にも最も色彩が元気のない季節ということもあるのだろうが、目に入る風景に漂う死の雰囲気。

これが、単独行の風景である。

マラニックやサークルの長距離イベントではこんな風景は見ることができない。

そもそもこんなところは走らないであろうし、走ったとしてもこの風景から死を感じ取ることはないであろう。

単独行でやっているからこそ、この感覚になれる。

 

一人の耐久者として、こういう経験を繰り返して所謂「死の感覚」を身体に取り込む。

それが強さに繋がる。

もっともその強さが世間一般の生活のどこで役に立つかは、皆目見当がつかないのだが。

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追い抜いていく車のドライバーが、不思議そうにこちらを見ていく。

街と街が離れている北海道の田舎で、こういうところに「生身」の人間がいることが信じられないようだ。

 車に乗るということより、地面の上を二本足で走るほうが本質的に『人間的』な行為なはずだが、ここを走るということは不自然なのか。

人類の進化は、二本の足で走ることを不自然な行為にしてしまったのか。

 

白老、登別を抜ける。

正直、単調なコースだ。

左手に見える太平洋は、海面が鈍い光に照らされて死臭が漂ってくるようだ。

海が持つ、こういった表情は不健康だが嫌いではない。

リアルだなぁとすら思う。

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室蘭を前にして脚がとまった。

そして気持ちも折れてきた。

ロングをやっていて楽しいのは、この状態になった時の自分の気持ちの立て直しをマネージメントすることだ。

これができれば、自分が一段強くなれたことを認識できる。

今回はコンビニで肉まんを2つ買って、小休止をとる。

強い風が吹き付ける駐車場で、ストレッチをしながら、身体と心のチェックリストを確認する。

疲れはあるものの致命的では無い、致命的では無いなら、まだいける。

1時間後、室蘭駅に到着。

途中、東室蘭駅をゴールにしようと、悪魔の誘惑があったが、室蘭駅をゴールにしてよかった。

失礼な物言いだが、室蘭駅の周りのさみしい感じが、今回のこの冒険にはぴったりの風景だった。

近くの小さな中華屋でワンタン麺を食べて、帰りの電車に飛び乗って帰宅。

右手に広がる太平洋を見ながら、文明の利器の素晴らしさと、それに頼らないで走りきった自分の脚に思いを馳せて、浅い眠りについた。

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つるやたかゆき