新しいランニングシューズ adizero CS boost
練習用シューズを新調してみた。
昨年、疲労骨折をしたこともあって暫くはクッションが厚めの adizero boston4を練習でもレースでも履いていたのですが、そろそろ飽きてきまして。。
つるやのランニングシューズ艦隊の構成は、adizero japan boost を旗艦として、adizero mana7 そしてboston4、といった内容です。別部隊としてフォアフット系で adipure系がボチボチといった感じです。
素直に考えると、mana7 なりjapan boostを履けって感じですが、それも気分がのらなにのでランナップの穴を埋めるべく、CS boost を思い切ってポチりました。
カラーリングはインディペンデント系のランギアブランドっぽい、地味目な色。
近年のアディダスには無い色ですね。
少しポップな印象です。
bostonより上で、japanより下というポジションのシューズですが、アディダスのチャート表ではサブ4ギリギリのところに位置しております。
boostも前足部のみに入っている仕様で、これは上位モデルのtakumi系と同じアーキテクトですね。もっとも各種クッションはかなり分厚いですが。
セミフラットというのかな?
アシックスのゲルフェザーグライドに近い感じですね。
これadizero系では珍しいですね。まあ、フラットぽいですがトルションシステムはついてます。
まだ30㎞ほどしか履いていないので、レビューはもうちょいしたら書きますね。
つるやたかゆき
BOOM BOOM SATELLITES 活動中止に寄せての駄文
衝撃的なニュースが飛び込んできた。
BOOM BOOM SATELLITESが活動を休止するとのこと。
バンドの活動休止はザラにあるが、彼らの活動休止の理由が長年、メンバーの川島さんを苦しめてきた脳腫瘍の後遺症によるものというのが壮絶だ。
公式ホームページの中野さんのエントリにも悲壮感が漂っている。
本当に残念だが、まずは川島さんの健康を第一に祈りたい。
こんな言い方はアレだけれど、数少ない世界に通用するレベルのアーティストだと思う。
ヨーロッパでビッグビート旋風が吹き荒れている90年代中盤に、決して借り物ではないビートの解釈を行い、それがヨーロッパでもしっかり評価されてベルギーの名門レーベルR&Sでデビュー。日本でのデビューはいわば逆輸入という形であった。
この経緯をリアルタイムで体験できたのは、本当に幸運だった。
少なくともダンスミュージックにおいて、日本生まれというものは何のハンデにもならないし、日本人の感性を突き詰めていってもそれは世界で通用する音楽になるのだということをしっかりと証明してくれたミュージシャンがブンブンサテライツだったのである。
- アーティスト: BOOM BOOM SATELLITES,Masayuki Nakano,Michiyuki Kawashima
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
- 発売日: 1998/10/31
- メディア: CD
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高校3年の秋に、発売日にかった1stアルバム『out loud』
ケミカルブラザーズやノーマンクックが解釈するビッグビートとは、また一味違った解釈でダンスミュージックを構築している名盤だ。
複雑なビートと、不穏なベースライン。セカンドサマーオブラブやベルリンの高揚感を体験できなかった日本人だからこそ、作り得た新しい形のダンスミュージック。そしてそれは世界に受け入れられた。
あれから、18年。
ついにその旅は終わりを告げる。
あのジャケットに描かれたアルピーヌは、苦難の末にしっかりとポディウムに登った。
そう信じたい。
お疲れ様でした。
つるやたかゆき
ランニングシューズの寿命を知る、たった一つの冴えたやり方
ランニングシューズの寿命。それは本当に謎である。
試しにネットで検索してみよう。出てくる出てくる。わんさか出てくる。
しかし、その主張はてんでバラバラである。
1000Kmは大丈夫と言ってみたり、400Kmが一つの分岐点であると書いてあったり。
中には42㎞でダメになると、オリンピック選手よりシビアなことを言っていたり。
もちろん、クッションがたっぷりある練習用シューズと薄いレース用のソリッドなシューズでは条件が違うし、そもそも履き方、運用の仕方によっても全く違うので、一概に言えないのは承知の上だが、それにしても情報が錯綜しすぎているのが、ランニングシューズの寿命というテーマである。
これだけ情報が錯綜するのは、それぞれのランナーが、ランナーの数だけ走り方の哲学があるように、シューズについての思想もまたたくさんあるからなのだろう。
ランニングなんてものは、ほとんどテメエの身体のみを武器にして行う競技で、唯一テメエ以外の力を借りることができるのがシューズというウェポンなのだ。そりゃ、その唯一のウェポンに対する考え方はそれぞれ、哲学があってしかるべきだろう。
つるやは、所持しているシューズについてそれぞれ走行距離を記録している。
そこから割り出された結果として、いわゆる『美味しい』期間は、ある程度のアタりがついてから(おろしてから40㎞程度)450Kmから550Kmくらいまでであることがわかった。
※一応、連続して履かない。一度履いたら最低24時間以上間隔を空けて、クッションが回復するのを待つということは鉄則としてやっております。
550Km過ぎからは緩やかに機能は下降していき、650Kmすぎからはクッション機能がかなり低下してきて、足首・膝に原因不明の痛みがでてくる。
これが数足履き潰した、つるやの極めて個人的なシューズの寿命についての雑感です。
もちろん前述した通り、シューズの種類や履き方、走り方に大きく左右されるものだし、脚が頑丈で多少のシューズの劣化なんて問題ないって人もいるので、なんとも言えません。
つまるところ、シューズの寿命ってのは、シューズを履いている個人の資質にも大きく左右されてしまう側面もある。
では、シューズ単体の寿命をどう見分けるか。
つるやは極めて単純で明快は基準で判別しております。
シューズを腰くらいの高さから地面に落としてやる。
これで跳ねて、ひっくり返るシューズは寿命です。
跳ねるけれど、しっかり収束してひっくり返らないシューズはまだまだいけます。
シンプルだけど、一番確実な判別方法です。
シューズがへたってきたと思っている方はお試しあれ。
つるやたかゆき
F1 2016 スペインGP観戦記
ロシアGP直後のレッドブルグループ内の『人事異動』騒ぎの余波を受けていたスペインGP。ゴダゴダがグランプリに影響するかなーと思っていたが、待っていたのは極上のエンターテイメントであった。
とりあえず、ここまで5戦を消化する中で最高のレース。これを僕らは見たかったんだ。久しぶりに最後まで集中して観戦することができた。
この感覚、何年ぶりだ?2009年以来か?
もちろん、この面白さの正体は単純だ。スタート直後のメルセデスの同士討ちで、ロズベルグ、ハミルトンが揃ってリタイア。
現在のF1はフォーミュラメルセデスと、フォーミュラワンの2つのカテゴリを同時開催していて(大嘘)フォーミュラメルセデスの速さが尋常じゃなく、それゆえ僕らも退屈するわけで・・・
ハミルトンとロズベルグのクラッシュについては、ロズベルグのエンジンマッピングの選択ミスについても彼是言われているが、明らかにハミルトンの焦りが招いた結果であると言い切れる。開幕から僚友にコテンパにされる中、久々のポールスタートのチャンス。蹴り出しが悪くないものの、ライン取りが甘くロズベルグにスリップを使われて、結果第一コーナーで大外からオーバーテイクを許してしまう。
その焦りから、エンジンマッピングをミスって加速が伸びないロズベルグに強引にノーズを突っ込みカウンターを狙うが、ロズベルグは『ルール通り』の一度だけの進路変更でこれを防御。結果行き場をなくしたハミルトンは芝生にタイアを落として挙動を乱し同士討ち。
ロズベルグを仕留めるチャンスはいくらでもあった。
あそこで焦ることはない。
幸運だったのは(そしてメルセデス首脳陣を激怒させたのは)、同士討ちだった点だ。
ハミルトンは点差をキープ。ロズベルグは(合法とはいえ)下品なブロックとマッピングの選択ミスが有耶無耶になり、そして我々とフェラーリ、レッドブルは望外のシチュエーションが転がり込んできたのだから。
その後のレッドブル、フェラーリの4名のドライバーの競演は非常に見応えがあった。
クラッシュ後のSC明けからファイナルラップまで、ここまで魅せるレースも近年は珍しい。
レッドブルはインフィールドで速く、フェラーリはホームストレートで最高速を稼ぐ、好対照な両チームのセッテイングも相まって手に汗握る展開となっていく。
もちろん、レース後物議を醸した、レッドブルの明らかなマックス・ヴェースタッペンを優遇するタクティクスは理解不能なところもあったが、逆にあのお膳立てをしてもらったヴェースタッペンがシナリオ通りに作戦を遂行し、移籍一発目で優勝を勝ち取ることを誰が想像できただろうか。
移籍前は正直『レッドブル移籍より、トロロッソで王様になっていた方が今は良い』と考えていたが、そんな凡人の安定思考なんぞをあざ笑うかのようにこの若者はしっかりとリスクをとって、結果を出した。
シューマッハがジョーダンでデビューしたスパや、ヴェッテルのイタリアGPと匹敵する衝撃的な走り。
こういういかにもなストーリーを紡ぐことができるものが、いわゆるF1の『スターシステム』に乗ることができるのだろう。
それにしても、最後まで争っていたライコネンがヴェースタッペン親子とバトルをしたという事実。F1の低年齢化も来るところまで来たかという感じである。
だが、これではっきりしたことはF1は決して特別な乗り物ではなく、むしろ才能のあるものにとっては下位カテゴリは邪魔な回り道にすぎないということである。嬉しいような寂しいような不思議な気持ちがするが、これもレーシングである。
一方で、フェラーリにとってはこの結果は非常に厳しいものとなってしまった。
メルセデスへの挑戦権を優先的にもっているのは跳ね馬だと誰もが思っていた中で、この体たらく。
レッドブルのPUはフェラーリより遥かに劣るルノー製、空力が重視されるバルセロナのトラックということを差し引いても、フェラーリのマシンが王座を狙うにはまだまだなことが証明されてしまった。
タクティクスも悪かった。ヴェッテルは作戦ミスで勝負権を失い、ライコネンは空力のセットアップが悪く、頼みの第一コーナーでのオーバーテイクをする機会すら失われていた。
スペインGP前に代表更迭の話がメディアを賑わせたが、その直後のこの負け方。
すぐの話は無いだろうが、なんらかの動きがあってもおかしくはない。(更迭してもメリットはゼロだと思うが)
トップ2以外の話も少し書こう。
まずはマクラーレン。予選でアロンソがQ3進出を果たし、登り調子かと思われたがまたもやメカニカルトラブルでリタイア。母国で残念な結果となった。そしてアロンソが『もっていない』ことが証明されてしまった。
マクラーレンはアロンソと心中するのか。いまからでも遅くはない。開発ができるバトンを中心に、将来に向けてバンドーンを起用すべきだ。バンドーンを極東のフォーミュラで1年腐らせる方が損失はデカい。
アロンソの神通力はもう無い。
そして神通力がなくなってきたのはハースも同様。
開幕二戦で見せた思い切りの良さがすっかり無くなった。見せ場がないままレースが終わってしまった。
コンサバティブなレース戦略を行うだけのボトムスピードは明らかに無いのだから、どこか得意分野に特化した戦略が見たい。
ヨーロッパに帰ってきたF1は、今後開発スピードが飛躍的に伸びる。
その中で振り落とされないようどこまで踏ん張れるのか。次戦モナコは特殊なコースレイアウトもあり、従来の戦い方が全く通用しないレースとなるので、そこでのハースがどんな戦いをするか見てみたいものだ。
兎も角、皮肉なことに現在トップを独走するメルセデスがいなければここまでレースが面白くなることが証明された一戦だった。
この調子だと、ポイントに比例したウェイトハンデ論争が再燃することも考えられる。
レッドブルの若い才能と、跳ね馬のプライドにストップ・メルセデスを期待したい。
つるやたかゆき
晴れた日はカメラを持って歩こう 5月1日
走る元気もなく、F1を見るほど集中力もなく。
それならばとカメラを持ってぶらぶら散歩。
どんどん雲がでてきて、肌寒くなってきたのは残念でしたが久しぶりにK5Ⅱで写真をとれてよかった。
ちゃんと使わないとダメですねえ。