ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

支笏湖トライアングル

前からやりたかった、千歳ー苫小牧ー支笏湖トライアングルを決行した。
地図でざっくりと距離を測ると70㎞ほど。獲得高度は250メートルくらい。
苫小牧から支笏湖までが登り。それ以外は平坦か下りかな。

千歳から苫小牧までは国道36号線
苫小牧から支笏湖までは国道276号線(正確には併設されているサイクリングロード)
支笏湖から千歳までは、サイクリングロードを使う。

どの道もうんざりしそうなくらい単調だろう。
距離的なものよりも、精神的なもので疲労しそうだ。
加えて、苫小牧からは補給がまったくできないのも地味につらそう。


JRの始発に飛び乗って、千歳まで。
7時過ぎにスタート。
何度か走っている国道36号線だが、やはり単調だ。
天気も良いので、7時だってのに汗がダラダラ。

今回、サングラスの選定をうっかりしていてオークリーのフロッグスキンをかけてきてしまった。
普段の生活ではぴったりフィットするのだが、汗と日焼け止めのせいで、じょじょに下がってきて鬱陶しいことこの上ない。

単調で殺伐とした風景にグッと耐えて、最初のポイントであるウトナイ湖に到着。
幸せそうな家族連れを横目にストレッチ。汗まみれのオッサンがストレッチ。あんまり美しい絵じゃないな。ごめんよ。

ここから苫小牧市内にはいって276号線を目指すのだが、これが長かった。
地図を確認すると割とすぐなイメージだったが、なじみのない街中を走っているととにかく長く感じる。
陽もだんだんと高くなってきており、276号線の接続ポイントについた時はかなり消耗していた。

276号線沿いのサイクリングロードは登り基調。
ご丁寧に距離表示の大きな看板が1㎞毎に設置してくれている。
これ、日々のトレーニングで利用している人はいいのだろうけど、こういうことやっているとホントしんどく感じる。
次の看板が出てくるまで長く感じる。GPSで1㎞毎のラップは把握しているので、看板とどう違うのって話なのだが、看板はおもてーんだよな。。

遮るものがなく、周囲を林に囲まれたサイクリングロード。
景色もほとんど変わらない。
景色に変化があれば気がまぎれるのだが、走っても走っても同じような風景。
遠くに見える樽前山が綺麗なのが救いだが、これとて10分も眺めていると飽きてくる。
樽前山の山頂の雪を見ているとかき氷が食べたくなってくる。
こういうときの食欲はいかん。そればっかり考えるようになる。悪いループだ。
事前に予想した通り、体力的なことより精神的なもので削られていく展開だ。

それにしても追い抜いていくロードバイクの軽快さったらないね。
登り基調でもぐんぐん進んでいく。こちとら傾斜でヒーヒーいいながら進んでいるのにロードバイクのスピードはなんなんだ。まるで無重力じゃないか。
過去ロードをのっていたとき、あんなふうにライドできていたかな。

へばりながら276号線の終着点へ。あとは千歳まで下り基調の20㎞超のサイクリングロード。
おととし、支笏湖キャノンボールで通った道。正直、あまり良い印象は無い。
暑い、単調、補給ポイント無し。悪い要素がそろっている。

そして今回もその印象にたがわず最悪であった。
終わりが見えない。いつもなら20㎞程度ならピャーっと走って終わりなのだが、とにかく時間がかかる。
水も補給食もしっかり持参してきたはずだが、じょじょに減ってきた。心許ない。不安になる。
ヒグマ注意の看板も怖い。目撃されたの2日前じゃないか。。
ビビりながら走っていると、10メートル前に鹿が6頭もでてきた。マジかよ。迫力あるな・・・
鹿は完全にこっちのことなんてシカト(うまいね、どうも)でまた森にきえていった。
悪さはしないだろうが、6頭相手に喧嘩しても勝てる自信なんてない。泣きそうになりながら前にすすむ。
たった20kmを3時間もかけて千歳市内に到着。
ああ、この後半のセクションはJAL千歳国際のコースと被るんだな。
ゴルフ場の『長嶋茂雄インビテーションセガサミー大会』の看板見たら、なんだかとてもホッとした。
ありがとうミスター、ありがとうセガサミ―。

シーズン最初のキャノンボールラン。
なんだかとっても疲れた。まだ、脚ができていないのか。。
家で飲んだビールは最高だったが、こういう遊びをするにはまだまだ鍛えていかなきゃならんな・・


つるやたかゆき