秋・冬用のランニングウェアをアップデートした話 2017年編
秋・冬のランウェアの悩みの種は尽きない。
防寒と発汗の処理という、考えようによってはトレードオフする要素を両立させ、なおかつ動きやすいウェアを追求するのは困難な話だ。
ちょうど1年前のエントリで、秋・冬用のランニングウェアをアップデートした記事を書いたが、今年も若干のチューニングを加えたので記録に残しておく。
今回はインナーを見直した。
モンベルのジオラインという高機能ウェアを導入してみたのだ。
ジオラインシリーズのL,Wラウンドネックシャツ。
ジオラインシリーズは厚さ別に3種類あり、今回購入したものは一番薄手のものとなる。
薄手というところに不安はあったが、カタログには『冬のスポーツに』とあってこれにしてみた。
というか、一番分厚いモデルは極地用だと。。うーん、ガチのアウトドア用品は怖いわ。
運の良いことに期限が切れそうな商品券が部屋の隅から見つかったので、黒と紺色の2着を購入。
触った感じはただのヒートテック系のインナーのようで、その性能は推し量ることはできない。
真価は運動を止めた時に発揮される。
運動時には普通に発汗し、それは肌の表面に残る。発汗した瞬間から汗を給水して発散するワケではない。肌の表面は濡れるし、インナーもしっとりと湿っている。
運動して肌に汗が残っている状態で、身体を停止させる。
秋・冬のシチュエーションで一番呪わしい状況だ。
通常だと、汗を吸ったインナーが冷え始めて身体の熱も奪い、再度の起動がおっくうになるケースだ。
ジオラインはこういうシチュエーションで、力を発揮する。
いつまでたっても寒さがこない。
確認してみると、肌の表面もインナー(ジオライン)もからからに乾いている。
驚異の速乾性。
秋・冬のランニングで一度起動を止める際の懸念が大幅に解消された。
汗冷えが一番の大敵、大袈裟ではなく命の危険もあるのでこのリスクを解消するのに、一枚3500円は高くない。
まだ最長で20kmくらいのランでしか試していない。
今後、60km程度のランニングで汗の給水限界を試してみるつもり。
つるやたかゆき