アロンソは強さの証明を求められる
ベルガー 『もはやアロンソは最高のドライバーとは言えない』
数々の伝説と、その男気っぷりでつるやはベルガーのことは私は大好きです。
そのベルガーさんが、アロンソを酷評。
まったく同意です。
この10年間でアロンソは何を僕らに証明してくれたのだろう。
確かに、クラッシュゲート以降のシンガポールGPの表彰台は感動したんだけどさ。。
アロンソの強さっていうのは、あくまでもフラビオ・ブリアトーレという稀代のゲームメーカーがいて引き出させるものであって、アロンソ個人でいうとアベレージよりもちょい上のグッドドライバーに過ぎないのでは無いか。
フェラーリでの5年間、彼の存在はなんだったのだろう。
ヴェッテルは加入後1年間でその5年間を上回る進捗を遂げた。
シューマッハ以降のエースドライバーに求められる資質として、『チームを作る』 ことができる能力は必須項目と、なった。
アロンソはそこが致命的に弱くないか。
ヴェッテルは、その能力を疑問視されていたが新天地で見事な回答を見せてくた。
元気を失っていたマラネロのチームは、まるで少年野球チームのようにキラキラしている。
最後のタイトルから丁度10年。アロンソは10年間タイトルから遠ざかっていているドライバーに再度の戴冠を期待できるのだろうか。
マクラーレンの復活において、マクラーレン首脳陣はアロンソというパーツに相当な期待をしている筈だが、今まで彼が成し得てきたことを冷静に振り返ると、その期待が過剰なのではないかと思う。そしてその期待値に盲目的にのっかっているホンダ。その姿はビルヌーブに過剰に期待していたあの頃から1ミリの進歩も見られない。
おそらく、2016年にマクラーレンはそれほどの進歩を遂げることは無いだろう。2016年のアロンソは、その獲得ポイントよりもある種の『証明』 が必須課題である。
つるやたかゆき