ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

暑熱順応ランニング

環状線一周ランをやる。暑熱順応が目的だ。
環状線一周はフラットでエスケープポイントがたくさんあって、なかなか楽なコースなので暑熱順応など
ちょいと負担をかけるランには最適だ。
こういう目的別に使えるコースをいくつも持っておくことが重要だ。
目的が決まっている場合は、予め設定しておいたコースで淡々とメニューを消化する。
これが当日にMAPを見ながらコース設定をして、初見のコースを走るということになると練習メニュー以外のプレッシャーが大きくなりしんどい。
ちなみにこれは脳をデフォルトネットワークモードにすることを目的でランをする場合もおんなじ。
デフォルトネットワークモードにする場合はなるべく外的刺激は少ない方が良い。なので馴染みのコースを走る方が良い。

今回は暑熱順応に加えて脂肪を燃焼させることも目標に設定した。
身体を脂肪燃焼モードにするやり方は諸説あるが、一番簡単なのは脂肪以外の燃料を空っぽにしておくこと。
すなわち血糖と肝グリコーゲンを無くしておけば、身体はイヤでも脂肪を燃やそうとする。
少々乱暴だが、理屈としては間違っていない。
なので朝ごはんを食べずに出発。(水はたっぷり補給しておく)

いざ走り始めたが、とにかく暑い。湿度もそこそこある。暑熱順応は気温は高くとも湿度は低い状態の方が効果があるらしい。
理屈はそうなのだろうが、湿度なんて自分でコントロールできるものじゃないのであきらめるしかない。
自分以外のものをどうにかしようなんてそれは傲慢だ。環境がそうならその環境を受け入れるか逃げるかの二択しかない。
個人的には湿度が高い状態のランニングはそれほど嫌いではない。
走っている時はそりゃ確かに辛いものがあるが、汗がボタボタと落ちてくる感覚が好きだ。サウナが好きな感じと似ている。
今回はバックパックを背負っていたので、とにかく背中の汗が逃げていかない。わずか2㎞でシャツが浸水状態だ。
それでも一定のペースで走ると、次第に汗の質が変わってくる。
ドロドロの状態からサラサラの水のような汗になってくる。こういう汗が出ている時は本当に気持ちが良い。いつまでも走り続けられるような感覚になる。

そんな感じで楽しく25㎞の工程が終了。
黒いシャツを着ていったのだが、終わってみると塩が浮いて真っ白になっていた。
大量の塩分が身体から流出したらしい。塩分をこれだけ失っても、特に筋肉が攣るなどの症状はでていない。
となるとこれは身体にとって余分な塩分だったのだろうか。
身体って不思議。

シャワーを浴びて、ラーメンを食べに行って、ビアガーデンで水分補給して一日が終わった。
まあ、満点が過ごし方だろう。

つるやたかゆき