ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

岩見沢→苫小牧キャノンボール(敗退記)

這う這うの体ではあったが、支笏湖トライアングルを完走したが、GWということで時間はたっぷりある。
次は行動234号線完全人力踏破だ。

岩見沢から苫小牧までを走る234号線。こんな道路があることも知らなったが、なかなか面白そうだ。
岩見沢ー苫小牧が一本の道路でつながっているなんて、そこを人力踏破するなんて、話題性抜群でしょ。
(俺の中で・・)

始発にのって岩見沢へ。
昨年、美唄旭川キャノンボールをやった際にも乗ったが、始発のこの電車は趣がありすぎる。
令和の時代に昭和の電車ってのも乙なもんですね。お尻が痛くてたまらんけど。

スタートしてハッキリわかる違和感。
支笏湖トライアングルの疲労がまったく抜けていない。路面からのショックを筋肉がいなせていない感じ。
2日間、しっかり静養したのに・・

こりゃあ辛いなあと後悔しはじめたが、せっかく電車賃をはらってここにいるのだし、なにより時間はたっぷりあるのでとりあえず行けるとこまで行こうと走り始める。
ぎこちない脚の運びも、身体が暖まってくるにつれてどうにか動くようになってきた。
それでも身体全体的にしんどい。全身が酸欠になっている感じだ。あわせて胃の調子もなんだかイマイチ。
うまく走れない。思い通りにならない身体ってのも不思議なものだ。自分の身体なのに。

こんな辛い思いをして走る意味ってあるのかと思う。
天気も良くない、風も冷たい。風景だって殺伐としている。
『走るひと』的世界観とは真逆なことをやっている。
だれだって、『走るひと』的なカラフルでスタイリッシュで都会的な世界の方が好みだわな。
だけど、今更そんな方向にもいけないだろってのもある。
誰も見ていない、なんの記録もかかっていない、俺チャレをやることは絶対に贅沢だ。
誰かの作ったレースで、誰かに感動を与えてもらうより、こっちの方が自分の性にあっている。

なんてことをグダグダ考えていたら、思考の自家中毒にハマってしまった。
身体の調子が悪い時はメンタルでカバーしなきゃならんのに、そのメンタルまでいかれちまったら、どうしようもない。
バス停の小屋で暫く休憩して答えを出す。
うん、リタイヤしよう。これ以上やっても故障するリスクを抱えるだけだ。
とはいえ、ここからエスケープするのも難しいポイントだ。
そこから更に15㎞ほど走って長沼温泉まで逃げてきた。

昨年もここに逃げこんだな。。長沼温泉サマサマですな。
そこで身体をあたためて、バスで北広島駅まで。

負け惜しみじゃないけど、JRの一日切符を買わなくて本当に良かった。
このルート、必ずリベンジしてやろう。

 

つるやたかゆき