ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

サブスク生活 1ヶ月たってみての雑感

1月から開始したApple Music。
とりあえず、1ヶ月間使ってみての感想を書いておこう。

音楽系サブスクサービスのキモで、各社が差別化をはかるために力を入れている
プレイリストやラジオなのどのキュレーション系の機能は、ほぼほぼ使っていない。
とはいっても、「FOR YOU」で紹介されるアーティストについては、ガンガンお世話になっておりますので直接的ではないが、その恩恵は受けているのかと。
「中の人」の出来がいいのか、「FOR YOU」で紹介していただく(すげえ丁寧な言い方)アーティストはかなり好みにあう。ありがたい。
若いころのように能動的に音楽の情報を取りに行ってないので、この機能は「受け身」とはいえ趣味の幅が深まって(&広がって)いくでありがたい。

ただし、この「FOR YOU」の中の人は生真面目なのか、例えばこちらが深い意図もなく昨年の大ヒット曲「USA」なんかをたまたま再生してしまうと、すぐに『DA
PUMPの隠れた名曲』なんてプレイリストがシュバってくる。
いやあ、お気持ちはありがたいんですけどね。。紹介されてもなあといった感じ。
とはいえ、こういうことがあったとしても使い勝手にはほぼほぼ影響しないので許容範囲だ。

振り返ってみると今月はアルバム69枚を聴いていた。
(ふるい人間なのでどうしてもアルバム単位で聴いてしまう。。)
相対的にこれが多いのか少ないのかはわからんが、とりあえず新しい音楽とアルバム69枚分で会えることが出来た。
卑小な話だが、フィジカルメディアに換算すると1枚2000円だとしても138000円分だ。

若いころはこういうサービスに対して、「業界の健全な発展が・・」なんて小難しいことを考えて、そこに対するスタンスを明確にすることがリスナーとしての小さな矜持だったが、けっきょくフィジカルメディアを定期的に買うということもだんだんとしなくなってきた。
それならば、気に入った曲をこういうサブスクサービスで1回でも多く再生することが、「業界の健全な発展・・・」に繋がるわけで、フィジカルメディアを買わなくなって業界が地獄に堕ちるより、サブスクサービスで小銭でもいいから業界に支払う方が、それがつまるところ地獄にいくとしても、少なくとも自分が納得できる地獄な気がする。
要は、ろくに市場に金も落としていないのにサブスクサービスを批判しちゃいけんよねって話だ。

そういう小難しい理屈を除いても、サブスクサービスは楽しい。
出勤前にiPhoneに1枚ダウンロードする。マンションのエスカレータに乗りこむと同時にプレイボタンを押す。
そこから昨日まで知らなかった音楽を聴きながら30分の徒歩通勤だ。
音楽にたいしてあーだーこ―だを言う前の、中学生のころと同じような新鮮な気分だ。

音楽に対してマンネリ、自家中毒症状をおこしている人にはおススメしたい療法っすな。


つるやたかゆき