空知キャノンボール(敗退記)
4時半起床。
日の出はまだまだ先。真っ暗だが、天気は良くなるとの予報を信じて準備を進める。
天気良し、やる気あり、早起き成功。
久しぶりに噛み合っている。ロングラン日和だ。
とはいえ、最近走り始めまでに時間がかかる。ルーティンを決めていないからかな。結局、家を出たのは6時半。
2時間も何やっていたんだ??
今日のルートは12号線を北上、江別までいって337号線を南幌、長沼方面に。そこから恵庭に抜けるルートだ。想定距離は65〜70㎞くらいか。
空知エリアを走ったことは殆ど無かったので今回、ガッツリ横断してみることにしたのだ。
6時半ということもあり、少し肌寒い。薄手のウインドブレーカーを羽織って走り出す。
走り始めてすぐに違和感。
脚が重たい。。
今週は火水木と10㎞をそれぞれ走っていた。金曜は脚を休めていたので大丈夫かと思っていたが、どうやら甘かったようだ。
ペースが上がらず想定時間通りに走られない。気持ちは焦るが、どうしようもない。どこかでスイッチが入ることを期待しながら走り続ける。
12号線から337号線の分岐まで3時間かかってしまった。
距離は26㎞なので、時速10㎞を大きく下回っているということになる。
今回、補給食を持たずヴァームウォーターの摂取だけで体脂肪を燃料化できるかどうかを実験してみたが、やはりこれは失敗だったようだ。
序盤にがっつり糖質を入れるようにしないと身体が動かない。
豊富にある体脂肪を燃料化するのは、日々のトレーニングから意識していかないと上手く燃焼回路が起動しないようだ。
337号線は歩道がない場所が多く、お世辞にも快適なランとは言えなかった。
これは下調べで防げたミス。
遊びでやることなんだから、安全の確保は必須。基本的に歩道がないところは走らない。ここも二度と走ることは無いだろう。
337号線はトラックの抜け道になっているようで、運転も荒い。
南幌にたどり着いた時は、脚のハリもマックス。膝の周りも痛みを生じていた。
とは言え、ここでやめてもエスケープが難しい。
とりあえず10㎞先の長沼まで行こうと、ランを再開するものの歩道がまた消えてしまった。。
しかし、それにしても良い天気だ。
トラックは怖いが、太陽の光は優しく身を包んでくれる。
今週は天候がずっと悪く、ジメジメ&寒いという負のダブルパンチが続いていたので、こんな暖かな日差しの中を走られるということは幸せに感じる。
セロトニンだかエンドルフィンだかよくわからないが、快楽物質が脳内でバンバン作られているのがわかる。
やっぱ太陽は素晴らしいよ。
太陽の素晴らしさを実感するとともに、もうすぐ確実に来る冬の存在が、心底恨めしい。
XCスキーができるのは嬉しいが、日照時間が少なくなるのは勘弁してもらいたいなぁ。。
気持ちは良いが、脚の痛みは取れないまま長沼に到着。
ゴールに設定した恵庭まではまだ19㎞もある。
うーん、困った。。どちらも行くのが辛い距離だ。歩いて帰ろうかなと覚悟を決めた時に、ながぬま温泉の看板が目に入った。
ながぬま温泉は確か、北広島駅とバスで接続していたはず!
もう、温泉に入ってバスで帰ることにしようと、目標を変更。逃げるようにながぬま温泉に駆け込む。
10年ぶりくらいで来たが、明るくて広くて良いお風呂だった。
水風呂は深さはそこそこだったが、水は冷たく、キッチリとアイシングができた。
当初の予定より大幅に下回る50㎞で、今回のプロジェクトは終了。
これは敗退だろう。
だが、太陽の下で幸せなランニングができたことで、そういうことは全部吹っ飛んだ。
結局、自己満足。
笑って終われればそれで良い。
つるやたかやき