ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

北海道マラソン 参加にあたって

明日はいよいよ北海道マラソンだ。

北海道でランニングをしていると、この大会が年間を通じての一種のハイライトになる。そんな大会だ。

 

今年で5回目の参加となる。

気温が高く、コースが単調という過酷なレースなのだが、北海道でランニングをしているのにも関わらず、この大会をスキップするのもへそ曲がり感があって好きではないので、参加を続けている。

 

ウルトラやトレイルを始めると、どうにもこの大会を軽視するランナーが多いと思う。

確かにランニングブームにのっかってエントリーフィーは上昇の一途、その割にコース等の変更は無いので増え続ける参加者をスマートに走らせるの日は向いていないレイアウト、昨年に至ってはスポドリがノンカロリーとなるなどランナー目線からはクエスチョンマークがつくことも多い。

ウルトラやトレイルの自由な雰囲気に触れると、どうにも窮屈な気持ちになるのは理解できる。

 

だが、どんなに小さな不満があったとしても、札幌市民全体がバックアップをしてくれるこの大会は素晴らしいと思う。

街中の道路を使わせて貰い、こんなに応援をして頂けるレースは北海道においてちょっと他にないだろう。

回数を重ね、文化にまでなったからこそである。

それを数回参加し、ウルトラやトレイルも経験したからと言って、『道マラは飽きた〜』と言って背を向けるのも、違和感がある。

数十回の歴史を背負って文化にまで昇華させた先達に申し訳が無いと思うのだ。

 

今、(お金を払ったからと言って)街中を市民のバックアップを受けて走ることができる状態になったのは、歴史のお陰である。

一人、1万円ちょっとのエントリーフィーを払っているからでは決して無い。

 

そういうことに理解と感謝をして、大会に臨もうと思う。

 

 

つるやたかゆき