千歳JAL国際マラソン走ってきました。サブ4達成の記録(前編)
1週間たってしまったが備忘録的に記録を残しておく。
前日(6月3日)に実家入り。なるべく会場(千歳)に近い方が翌日に楽をできるので毎年このルーティンだ。
思えば、千歳JAL国際マラソンも4回目の参戦だ。初めてのフルマラソンもここだった。そういう意味では定点観測にはもってこいの大会となる。
前日受付を済ませて、シューズにチップを括りつつけて、ウェアにゼッケンを貼る。
ウェストポーチに補給食や塩タブを押し込む。
装備のまとめ
▪️シューズ
adidas adizero CS boost
▪️ウェア
パンツ
adidas predator climacool
シャツ
adidas climalite
コンプレッション(上下)
adidas tecfit
ソックス
tabio レーシングラン
ハット
モンベル ワイドブリムハット
(モンベル)mont-bell ワイドブリムハット 1108743 BK ブラック L
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
こうして書くと、まったく変わりばえのしない装備である。
慣れたモノは安心できるので、まったく問題ないが。。。
今回は雨の予報だったので、サンバイザーはやめてモンベルのワイドブリムハットにした。ロングランをやるときにはいつも被っており、なかなか快適である。
パンツは普段の練習ではまったく履かないが、大会のときはこれを選ぶことが多い。
理由としては、サイドに割と深めのポケットがあるのでジェルなどを一時的に収納できるからだ。ジェルを握りしめながら走っているので、給水時などはポケットがないとどうしても不便。そんな消極的な理由で大会のときだけ引張り出される。
シューズはギリギリまで、adidas adizero BOSTON boostと悩んだ。
千歳JAL国際のコースはその8割がグラベルであり、路面のμが低い。コンチネンタル社のラバーをもつadidas adizero BOSTON boostの方が、グリップは効くし足に優しい。
だが、コース前半の延々続く登りに関しては軽量なCS boostに利がある。
結局、タイムを意識してCS boostを選択。
補給食は、ザバスのピットインリキッドを2つと塩熱サプリ。それにマツキヨPBのアミノ酸の粉末。マツキヨPBのアミノ酸は安くて量も多いので普段の練習から愛用している。装備品に関しては大分洗練されてきたな。一方で、なんの冒険もしなくってしまって少し寂しくも感じている。
大会当日は2時間前に会場入り。前日に受付を終わらせてしまっているので特にすることもないので、控え室の片隅でひたすらストレッチ。
天気は、雨こそふっていないが空気は冷たく雲は低い。
走っている間に確実に降りそうである。
毎年、惰性でエントリーしているこの大会だが、今年の目標はサブ4である。
明確にその目標を設定してみた。
いままで、サブ4は『できればいいなあ』程度に考えていた。
いや、正確には一昨年(2015年)のシーズンは、サブ4からサブ3時間45分を達成するというグランドデザインを描いてシーズンインをしたものの、春先に疲労骨折をしてしまいその年を棒にふってしまった。
それ以降、記録を考えることは意識的に避けてきた。
宣言して出来ないのはダサいし、なにより自分のランとの向き合い方として、スピードより距離、というものが哲学として存在しており、タイムを求める練習をするくらいならその分遠くまで走っている方が楽しいということもあった。
その延長線上で、今年の目標としてウルトラマラソン、もっと明確にいうとサロマに参戦し完走するということがあったのだが、まさかまさかのエントリー漏れ。。八つ当たり気味にソロウルトラをガンガンやっており、これはこれで楽しいのだがどうにも燃焼しきれていない。
そこで5月頃に急遽、千歳JAL国際マラソンに関してはタイムに拘る、すなわち忘れたフリをしていたサブ4を目標とすることに方向転換をしてみたのだ。
タイムを狙う。速く効率よく動くことによって、本当に自分がやりたいことが楽にできるようになる可能性がある。それならば挑戦しても良いのではないか。
サブ4を目標にしたからといって練習はとくに変えていない。
週末はひたすらロング、時間が無いときでも20kmは最低限走る。
平日は近所の公園の周回コースでスピード練習。またはロードバイクでローラー台をやるくらい。
変えたのは考え方である。
サブ4初心者に対して、『ネガティブスプリット』という走法を勧める風潮がある。
前半抑えて、後半にペースを上げていく戦い方だ。
最初は、この走法を取り入れてみた。だが、自分には圧倒的に向いていないことがわかった。
後半にスピードを上げる前に、精神がやられる。
持ち時間である4時間の残り時間を意識しながら、後半ペースアップをしていくのだがこれが精神的にきつい。GPSウォッチで1㎞毎のタイムがリアルタイムで表示できる中で、ある意味借金を返していく走法はまったく相性が悪かった。
徹底的に突っ込み、その貯金をもって後半はペースをコントロールする。
今回の作戦はこれだ。中間点まで、できれば30km地点までは5分20秒で刻む。その後は貯金をうまくつかい、キロ6分まで落としても十分にサブ4を達成できる。
幸いなことに、千歳JAL国際マラソンのコースは後半下り基調。脚が残っていなくても重力の恩恵に頼ることが出来る。
難点はそんな走法の準備はしたことが無いってこと。
さらに千歳JAL国際マラソンはスタート直後の渋滞でのロスが半端なく、このロスをどこで取り戻すのか、まったく考えていないということである。。
どうなることやら。。(後編に続く)
つるやたかゆき