ランニングシューズの寿命を知る、たった一つの冴えたやり方
ランニングシューズの寿命。それは本当に謎である。
試しにネットで検索してみよう。出てくる出てくる。わんさか出てくる。
しかし、その主張はてんでバラバラである。
1000Kmは大丈夫と言ってみたり、400Kmが一つの分岐点であると書いてあったり。
中には42㎞でダメになると、オリンピック選手よりシビアなことを言っていたり。
もちろん、クッションがたっぷりある練習用シューズと薄いレース用のソリッドなシューズでは条件が違うし、そもそも履き方、運用の仕方によっても全く違うので、一概に言えないのは承知の上だが、それにしても情報が錯綜しすぎているのが、ランニングシューズの寿命というテーマである。
これだけ情報が錯綜するのは、それぞれのランナーが、ランナーの数だけ走り方の哲学があるように、シューズについての思想もまたたくさんあるからなのだろう。
ランニングなんてものは、ほとんどテメエの身体のみを武器にして行う競技で、唯一テメエ以外の力を借りることができるのがシューズというウェポンなのだ。そりゃ、その唯一のウェポンに対する考え方はそれぞれ、哲学があってしかるべきだろう。
つるやは、所持しているシューズについてそれぞれ走行距離を記録している。
そこから割り出された結果として、いわゆる『美味しい』期間は、ある程度のアタりがついてから(おろしてから40㎞程度)450Kmから550Kmくらいまでであることがわかった。
※一応、連続して履かない。一度履いたら最低24時間以上間隔を空けて、クッションが回復するのを待つということは鉄則としてやっております。
550Km過ぎからは緩やかに機能は下降していき、650Kmすぎからはクッション機能がかなり低下してきて、足首・膝に原因不明の痛みがでてくる。
これが数足履き潰した、つるやの極めて個人的なシューズの寿命についての雑感です。
もちろん前述した通り、シューズの種類や履き方、走り方に大きく左右されるものだし、脚が頑丈で多少のシューズの劣化なんて問題ないって人もいるので、なんとも言えません。
つまるところ、シューズの寿命ってのは、シューズを履いている個人の資質にも大きく左右されてしまう側面もある。
では、シューズ単体の寿命をどう見分けるか。
つるやは極めて単純で明快は基準で判別しております。
シューズを腰くらいの高さから地面に落としてやる。
これで跳ねて、ひっくり返るシューズは寿命です。
跳ねるけれど、しっかり収束してひっくり返らないシューズはまだまだいけます。
シンプルだけど、一番確実な判別方法です。
シューズがへたってきたと思っている方はお試しあれ。
つるやたかゆき