ツルタカブログ

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ハースはコンストラクターなのか?

ウイリアムズ「ハースの手法はコンストラクターの地位を損なう」 | AUTO SPORT web(オートスポーツweb)


ウィリアムズがハースのやり方を批判。
たしかに、開幕戦での思わぬ活躍で忘れがちですけど、確かにウィリアムズの言い分も理解できますな。

F1が他のモータースポーツと違い、F1たらしめているのは、参戦しているチームがコンストラクター(製造者)であるということですよね。
自前でマシンを作って自前で参戦する。
これがF1が誕生して以来の原理原則だったわけです。

ドライバーとコンストラクターにそれぞれタイトルがかけられているのも、製造者への敬意というところでしょう。
(一方でエンジンビルダーには特にタイトルがかかっていないのはなんなんでしょうね。)

ハースは(ダラーラの関与があるにせよ)一応コンストラクターとして参戦しておりますが、周知の通りパワーユニット以外もフェラーリから多数のパーツを供給されております。
一から図面を引いて、マニシングにかけてパーツをつくり、アッセンブリしてマシンを作るという手間をかなり簡略化していることは間違いありません。
そういう体制で参戦して、一定の成功(まだ開幕だけですけどね)をしていると、一方で一からマシンを作っていくウィリアムズのような、『純粋コンストラクター』は面白くないと感じても不思議ではないですね。

ハースのような所謂『Bチーム』化しているチームの問題は、長年議題にあがってきたところです。
グレーな話だと、2004年のザウバーが2003年のフェラーリの『F2003GA』にそっくりだったとか、スーパーアグリがホンダの技術的著作権を流用してマシンを作ろうとして規制されたりと、新規参戦チームや小規模コンストラクターは、参戦コストを低減させることを考えてました。
さすがのF1もここにきてコスト高騰によって存続が厳しい状況になってきたので、今年のハースのように一部を緩和した状態になってきましたが、これが推し進められるとF1がF1たらしめていた、『チーム=コンストラクター』であるところが崩れていく可能性は十分にあります。そしてそれが更なる
F1のブランドイメージ低下に繋がる可能性も十分にあります。
参戦コスト低減か、ブランドイメージ維持かは慎重に考えていくべきでしょうね。

最後に蛇足ですが、冒頭の文句をつけていたウィリアムズですが、彼らも最初はデ・ドマゾにテクニカルな面を任せっきりにしたり、マーチからシャシー買ったりと、今のハースに負けず劣らずなことをやっていたんですけどね(笑)