ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

武士道も安っぽくなりましたな

 

mag.japaaan.com

 

ドーピングしない理由が『武士道』ですか。。
ちゃんと真剣に研究してこの結論って、オメデタすぎです。
『「古来からの武士道の精神が生きているという興味深い結果だった。2020年東京大会に向けて、反ドーピング教育の重要性を世界に広めていくための基礎的な研究になると思う」と話しています。
今回の研究成果は、来月、学術雑誌の「スポーツ産業学研究」に掲載される予定です。』
やめとけ、恥かくぞ。

ざっとネットを見ると、この記事には結構な人が色々ツッコミいれておりますが、要はリスクとリターンのバランスが圧倒的に不利なんですね、日本は。
メダリストだって、そこまで食っていけるほど優しくない。特にマイナースポーツなんて、メダル獲得時にちょっと騒いで終わり。
一方で、プロ野球のキャンプ情報が2月からずっと放送されるアンバランス
(こんな批判的な書き方をしてますが、つるやはキャンプ情報大好きです。。。シーズン中よりも真剣に見てるかも。。)

スポーツビジネスの構造的問題から生じる収入格差が、結果的にドーピング抑制になっているというイササカ寂しい話なんです。

で、レポートはどうでも良いのですが、気になるのは『武士道』ってなんだよって話です。
武士っていわゆる支配階級なわけです。そのくせ、生産的なことはなにもできない階層なので必然的にその身分を正当化するために生まれた、いわゆるノブレスオブリージュの日本語訳が『武士道』だと、つるやは定義しております。
アスリートのご先祖様がみんな武士だったなんてわけでも無さそうなので、いちいち自分の精神性を表明するのに『武士道』って言葉に頼らないくても良いと思います。
テメエの精神性くらい、テメエの言葉で表現しろよって話です。
どうしても、なにか使いたいっていうなら『大和魂』の方がはるかに気高いと思いますので、ぜひこちらを。

つるやたかゆき