ツルタカブログ

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レッドブルの残り時間は少ない

カスタマーPUでは戦えない…ワークスの姿勢問題視する声 - F1ニュース

シーズン開幕を前にレッドブルがまたぞろゴニャゴニャと言い訳をはじめている。
そもそも21世紀以降のF1は、意図的にワークス(自動車会社)の参戦を推し進めてきており、(リーマンショックにていささかの後退があったものの)ワークスと既存のプライベーターがどう手を取るのか、または逆にワークスの影響を極力受けないチーム状態をどう構築するかがプライベートチームオーナーの腕の見せ所といっても過言ではない。
例えばジョーダンはワークスの時代に備えて素早く動き、無限との関係性の構築がうまくいっていたにも関わらず、ホンダの庇護下に入ることに成功した。(かわりに佐藤琢磨のシートを差出さすこととなった。)ザウバーは90年代からフェラーリのBチーム的な存在として(彼らがいかに否定しようと2000年のドライバーラインナップや、2004年のマシンデザインを見れば明らかである)やってきていたが、BMWとの素早い関係構築を見せてくれた。
21世紀は所謂『ワークスの時代』であり、逆説的に『プライベーター受難の時代』といっても過言ではない。
先にチラリと書いたがリーマンショックにてその動きは一瞬後退したが、新世代PU導入により、再びその動きは加速している。おそらくワークスはこれ以上増えないであろうが(VW-アウディについては保留として)いま参戦している4ワークスはその既得権を確固たるものとするため、より支配権を強める選択をするであろう。

肝心なのは、そんな当たり前のことが誰の目にも明らかだったのに、この清涼飲料水メーカーが何の手も打たなかったことである。
ニューウェイのデザインによるマシンで勝てていた驕りがあったのか。エンジンの重要性についてタカをくくっていたのか、ルノーは常に自分達の思い通りに動くと思っていたのか。
よくわからないが、レッドブル勢はあまりにもF1における『政治性』を軽視しすぎたと言える。

とにかく、彼ら自身が彼ら自身のワークスを引っ張ってくることが出来なければ(VW-アウディラインは彼らの隠し玉だったのだろうが)レッドブルは後退を続けるだけである。
いかに原価が恐ろしく安価な清涼飲料水によって莫大な利益を上げているからといって、その予算を正しい方向に使わなければF1マシンは速くならない。
レッドブルルノーワークスと同等のPUを供給されている今シーズンこそ、ランキングの上位をキープしつつ、彼らのご主人様を探さなくてはならない。
それができなければ、ハースやマノーのように尻尾をふってワークスのBチームになるのが一番近道なのだが、そんな選択肢は彼らには無いだろう。

急がなくては、彼らはその祖先であるスチュワート、ジャガーと同じ道を辿ってしまうだろう。
残り時間は実は相当少ないのかもしれない。レッドブルの炭酸が抜けてしまわぬうちに。。


つるやたかゆき