ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

お気に入りコンデジ『RICHO RZ10』

愛用しているRICOHのRZ10。

 

 

もうかなり昔の製品となってしまいましたが、こいつを愛用しております。

 

プラ筐体なのですが、デザインを割り切ってつくっているためにチープには見えません。

『あえてこの素材つかってます』的な、エクスキューズの効いたデザインとなっております。

このデザイン哲学、意識したものかどうかは知る術はありませんが、FIATのパンダってクルマに通ずる美学があるかなーと。

 

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巨匠ジウジアーロ先生がデザインしたイタリアの国民車。

全て直線で構成されるミニマムなデザインは世界の小型車のお手本であると同時に、絶対に越えられない美しさをもっております。

 

RZ10も、めちゃくちゃ割り切って作っております。

筐体上部は電源と、ズームレバー一体型のシャッターだけ。

楽に写真をとることだけを考えて作ったデザインとなっております。

 

プラとゴム素材をうまく折り合いをつけさせた外装は、チープだがそれなりのこだわりを感じさせる仕上がり。

 

使用ユーザー層における、道具としての使い勝手を十分に意識しております。

 

出てくる写真としては、カメラにうるさい人はあーだこーだ言うのでしょうが、屋外の写真の場合は不満は出ないレベル。

屋内の写真はちょっと頑張れって感じですが、なかなか味があってそれもよろしい感じですわ。

 

そしてなぜか、光学10倍という隠し兵器も嬉しい。

なんでこんなもの作ったんだろうって感じのプロダクトですが、本当に気に入っているのでぶっ壊れるまで大事に使いたいです。

 

なにより、問題なのはこういったちょっと不思議はコンデジっていうものが新たに作れなくなっている日本の事情、つまり低価格帯のコンデジスマホカメラに押されてしまいカメラメーカーも諦めているっていうことが非常に残念。

 

まあ、つるや自身も毎年コンデジを買い換えるようなことをしているわけじゃないので偉そうなことは言えないのですが。

 

 

つるやたかゆき