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ツルタカブログ

ラーメン食べたり、ランニングしたり。

走る前に読め!ランニング本の紹介『BORN TO RUN』

ランニング
寒いです。
走ってません。。
家で撮りためたサッカーを見ながらローラー台をやろうと思いましたが、タイアがパンクしておりました。
チューブの替えも無かった。
無念。。。

こういう時は、どんどんモチベーションが下がってきますのでそれを防止しなきゃなりません。

そんな時はベタベタですがコイツの出番です。

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”


あちこちらのランニングをテーマにしたブログに紹介されておりますので、今更感は否めませんが、読めば読むほど味わい深い一冊です。

謎めいた隠遁者のカバーヨの物語を軸にして、熱いナイキ批判、トレイルランニングブームの社会論、ザトペックの素晴らしい崇高な魂の話、アン・トレイソンのランニングへの愛情、そして走る民族、ララムリと孤高の天才ランナー、スコット・ジュレクの感動的な対決、この本は次々と走ることの素晴らしさをシンプルに伝えてくれます。

正直、本としては多少読みにくいです。
翻訳もかなりの癖があるし、なによりシーンが頻繁に入れ替わり、登場人物もロクな紹介をされず舞台に上がり消えていく。
本に入り込むまではある程度の苦労があると思います。

ただ、それもマラソンっぽい。
いつも走り始めは、『今日はダメだ。。』『調子がでない。。』そうここの中で弱音を吐いてしまう。
だが、5㎞、10㎞と距離と時間が経つにつれ次第に心と身体が覚醒していく。
この本もそんな感じだ、これから読む人は最初で投げ出さないで欲しい。きっと素晴らしい景色に会える筈。

ナイキ批判、ナチュラルムーブメント賛歌、ワラーチ、ララムリ、ベアフッド・デッドの過激な発言。主人公、カバーヨの謎めいた不思議な生活。
そういった側面から読んでも十分に面白いのですが、あんまりそこをつきつめると一種の『主義者』になってしまう。

この本に刺激されて、思想に凝り固まってしまう人を何人も見てきた。
そんな魔力がこの本にはあります。

ただ、僕はもっと単純にシンプルにこの本と付き合っていこうと思ってます。

好きなこと、気に入ったこと、譲れないこと、良いと思ったこと、うまくいく時、いかない時の感情、それぞれ生きていく中で色んなことがありますが、そういう時こそ、ちょっと走って感情をリセットして、また明日からの一日に挑む。
好きだから走りに行く。
そんな程度でいいのかなと。

僕がこの本で最も好きな登場人物は、ジェンとビーンのヤングガンのカップルです。
好きだから走る。興味のあることはとことんやる。でも決して重くない。
この二人はとてもシンプルな行動様式に従って動いている。

カバーヨもスコットもとても魅力的だけど、この二人はよりシンプルでダイレクトなんだよなー。

好きなことにあんまり理屈とか主義とかを持ち込んじゃうと結局、窮屈になっちまうぜ。

好きな時に好きな靴を履いて走ろう!


つるやたかゆき