ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

ひとりでハーフマラソン

今日は札幌マラソン
エントリーはしていない。ハーフマラソンで5000円のエントリーフィーは痛い。
知人が出走するとのことなので、応援には行く。

他人が走っているのを見ると走りたくなるに決まっている。
そういうわけで、応援前に公園の周回コースでハーフディスタンスのタイム出しをやっておくことにした。
ハーフディスタンスでタイムを出す走りは道マラ前が最後だ。
その時は100分と43秒。43秒が余計だった。
それ以来久方ぶりのタイムアタックだ。正直、ここしばらくはそういうことを意識した練習は皆無。でも100分切はしたい。
そんなわがまま極まりない心構えでスタート。

こういうランをするときは朝食は抜いていたほうが走りやすい気がする。
前日までに摂取した炭水化物と、それが不足したらオヘソの下にたんまりある油田をつかう。
水分だけは事前にたっぷりとっておく。

シューズは購入以来、まったく履いていないADIZERO JAPAN。
ブースト化した際のマイナーチェンジモデルだ。もう何年前になるのだろう。
経年変化などは感じられない。JAPANはかつては世界記録を出したシューズだったのだが、いまではメーカーはサブ4シューズ扱いだ。
その上にタクミシリーズはSUB2などがあるので、相対的にJAPANのランクを落とさざるをえないのだろう。
とはいえ、僕にしてみればJAPANは一級品のレーシングシューズ。このシューズで楽しく走れるのはハーフディスタンスが精いっぱい。
フルディスタンスだと反発が強すぎて脚がついてこれない。

朝7時の公園で颯爽と走り始める。
冷たい空気が肺に入り込んでくるのが気持ちが良い。
アタマがシャンとする。脚は思いのほか動いた。入りのタイムはキロ4分36秒。悪くないじゃないの。
淡々と走る。10㎞すぎまでは面白いようにタイムを揃えることができた。
思考になんの邪魔も入らない。走ることに集中できている。この状況に入ることが気持ちが良い。

ただそういう極上の時間は13㎞を走ると徐々に終わりを告げる。
体内のグリコーゲンが尽きてきたのだろうか。ペースが乱れ始める。これじゃいかん!とペースを上げようとするが何故か上がらない。
脳が命令しているのに上がらない。面白くなって思わず笑ってしまった。

そんなこんなで後半はぐだってしまった。
ムリも無い、そういう練習をしていないのだから。
タイムは102分。しっかり遅くなっている。美味い話は転がってない。練習はしたからと言って効果が出るわけでは無いが、しなくて結果がついてくることは無い。
そんなもんである。

それにしてもJAPANは軽くて良いシューズだ。
現行のJAPANはどんな感じなのだろうか。若干マイルドになってそうな気もするが・・
今度安く売っていたら救出してみよう。
あ、そうだこの前BEKOJIも救出したんだった。これも試してみなくては。。
雪が降るまで定期的にタイムアタックやろうかな。

つるやたかゆき

裸足系は終わらない

夜ランは8㎞。
最近の夜ランは、いまどき流行らない「裸足系」シューズを使っている。
いつ買ったのかも忘れてしまったが、adidas adipure ガゼルだ。
走っているだけで思わず顔がにやけてしまうくらい楽しいシューズ。
あまりにも楽しいので予備にもう一足買って大事に保管している。

裸足系なので衝撃はものすごいものがある。ちゃんとフォアフットでの着地を意識しないとたちまち脚がぶっ壊れるだろう。
ラフな着地は許容されない。
なので必然的にフォームがしっかり固まる。
昔からそれほど苦労せずにフォアフットの着地ができていると思ったが、それは大いなる勘違いだった。
しばらくの間こういうミニマルなシューズを履いていなかったためか、着地がラフになっていた。
ブースト系シューズは確かに反発や衝撃吸収でメリットがあるが、フォームの崩れもある程度許容してしまうところがある。
頼りすぎも危険だな。

ただしちゃんと着地できているときの快感はハンパない。
地面と身体がリジットに繋がっている感覚は、ランニングのプリミティブな喜びに満ち溢れている。
太ももやふくらはぎはしっかりと疲れるのだが、その疲れすらも愛おしく思える。うーん、ちょっと変態だな。。

adidas adipure ガゼルは裸足系シューズとしてはそこまでソリッドでは無い。
突き詰めていくとVFFやルナサンダルにいくのだろう。
今まではVFFやルナサンダルはちょっと二の足を踏んでいたのだが、さらに凝縮した気持ちよさがあるのかもしれない。
だとしたらちょっと試してみたいな。
というか、一足飛びに自作ワラーチでもいいか。

それにしてもVFF以外の裸足系シューズの全滅っぷりには悲しくなる。
時代は完全に厚底だもんな。ナイキのアレにあそこまでの力を見せつけれられてしまうとなあ。。
どこのメーカーも裸足系シューズから手を引いてしまったのは残念無念だ。
またブームが再燃するといいけどな。

つるやたかゆき

9月の振り返り

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9月の月間走行距離は250㎞だった。
沼ノ端ー新冠(70㎞)、札幌ー三笠(50㎞)とロングを2本やったので300㎞の大台に乗るかなと思っていたがぜんぜんだった。
平日の夜ラン(10㎞)をけっこうサボってしまったことが要因だろう。
だんだんと気温が下がってきて、夕ご飯を食べた後に走りにいくのが心理的に億劫になってきている。
走り始めると気温が低いなんてすぐに気にならないし、走り終わったら心地よい疲労感で幸せな気分になるのは理解している。
なのに、なんでなんだろうなあ。。。
10月に入るといよいよ短パン半袖での夜ランは難しくなる。
スパッツを履いたり、長そでシャツをきたり、フリースを羽織らないといけなくなる。
短パン半袖で、ピャーっと走り出せるのもあと2週間ほどしかない。
どうせ冬に入ると、「あの頃は良かったなあ」と後悔するに決まっているのだから、今のうちにこの幸せな期間を享受しておこう。

つるやたかゆき

2019年 北海道マラソン 結果

結果を書くのを忘れていた。
グロス:3時間59分
ネット:3時間51分

平均してキロ5分20秒くらい。
ようは、前日に高らかに宣言していたことは全くダメだった。かすりもしないで終わった。

とは言っても、まったく絶望していない。
むしろ、清々しい気持ちでいっぱいである。
久しぶりに思い通りのレースができたからだ。
計画したことは実現できなかったが、計画が狂ったと判明してからのリカバリはちゃんとできた。
それが今年の北海道マラソンだった。


ゼッケン引き換えは金曜の夜のうちに終わらせた。
街中で会社の飲み会があったので、その前にサクっと行ってきたのだ。
勿論、アルコールは摂取しない。ずっとメロンソーダを飲んでいた。アルコールを飲まなくてもそこそこ楽しい。
安上がりな体質である。

前日は蝉吟で色っぽいラーメンをいただくくらいで何にもしなかった。
家でBCAA溶液をひたすら摂取。
マイプロテインのBCAA使っているんだけど、これ、アイスティー味なんよね。なんでこの味を買っちゃったんだろ。。
いや、美味しいんですが・・

前日にゼッケン引き換えに行かなかった理由は、疲労防止のため。
ゼッケン交換行ったくらいで疲れるとか虚弱の極みのように思われるが違うのだ。
身体の疲れというより、気分が疲れる。
ゼッケン引き換え会場とか、やる気満々のランナーがイきりまくっているじゃないですか。
とくに複数人でいる人はイキリの極み。でかい声で周囲を威圧するように、練習内容だったりレースの展望だったりを周囲に言い聞かせるように喋っている。
昔はこういうのも含めてマラソン大会だなーなんて思っていたが、最近はうざくてしょうがない。
知らんわ。お前の調整方法なんて。こっち見んな。
ラソンなんてしょせん一人のスポーツ。走っていりゃ終わるんだから黙って走っていれば良い。
そういうイキリおじさん(勿論おばさんもいる。男女平等)を見ていると非常に疲れてしまうので、人の少ない金曜夜にこっそり行ってきたのだ。

当日は6時おき。
菓子パンと温かい麦茶というアバンギャルドな組み合わせの朝食。
BCAAジェルも一緒に摂取。
今回のテーマの一つが補給だったので、ここは丁寧にやっていく。丁寧といいつつ単糖の塊の菓子パン食べてりゃ世話ないけど。
例によってグズグズしており会場についたのは8時20分。あやうく荷物を預けられないところだった。危ない危ない。
荷物を預けたらそのままスタートブロックへ。申込時に昨年のタイムを正直に書いたらFブロックとなっていた。
4時間2分でFブロックか。ずいぶんレベルの高いマラソン大会でおんますなあとエセ京都弁で毒づいておく。

スタートロスは7分ちょい。さすが16000人が参加する大会だ。
ピンネシリ登山マラソンなんて15秒もなかったぞ。
のろのろとスタート地点に移動する。この時点で嫌な予感はしていた。というより思い出したと言ったほうが良いか。
この混雑具合、やべー。ペースを上げるとかそんなレベルじゃない。前のランナーに思いっきり肘鉄を食らうレベル。
なんでそんなに後ろに肘を引くかな。ランスマ見てないの?そんなにひいちゃダメだゾ。
つーか脇腹を思いっきり突かれた。。

平岸街道にでても混雑レベルは変わらない。
それどころか南7条橋には救急車がきて道がえらく狭くなっている。救急車の中で膝から血を流した男性ランナーが泣いていたが、泣きたいのはこっちのほうである。
突然眼前に現れた救急車に追突するところだった。救急車に追突されるのはタキ井上みたいでカッコいいが、追突するのはアカン。

ここらでプランを変更する決意をする。
しょうがないのだ。想定していた4分台に入れられるようなコースコンディションじゃない。
幸いここから北大横、新川通だ。少しは隊列はバラけるだろう。サブ4。グロスでいい。サブ4狙いだ。
5分20秒台をキープして最後までいってやろう。

そう考えると楽になった。ぴしっとタイムを揃えて走る。
鬼門の新川通、往路は向かい風だが苦にはならない。普段もっとひどいコンデションで走っているからな。
時折パラつく雨もむしろ好材料だ。体温が上がらなくて良い。

新川復路は追い風。脚が軽い。非常に軽い。
よく言われる30㎞の壁は信じていない。一番つらいのは20~30㎞だ。新川復路はまさにそのゾーンなのだが、辛くない。
厄介なのは走行線上に立ち止まるランナーくらいだ。突然立ち止まるので危なくてしょうがない。
それどころか、道路に対して横になってストレッチをはじめる人もいる。脚がひっかかりそうになる。危ない。ストレッチするなら歩道にどうぞ。

そんなこんなで北大、道庁まで楽しくスイスイと走れた。道庁で観客に声を掛けられる。
「サブ4いけるぞ」
まさかネットタイムではあるまい。個人のネットタイムを把握しているわけないもんな。
ということはグロスでサブ4ということだろう。グロスのサブ4が目前にあるなら少し頑張ろうと、残り1㎞を最大戦速で走る。
グロスでギリサブ4達成。
所定の目標には遠く及ばなかったが、プラン切替後のリカバリはしっかりできた。
そこが今回の一番の収穫だろう。楽しく走れた。新川通も楽しく走れた。
新川通は哲学。マジで。

タイム的には平凡だが、道マラをここまで楽しく充実して走れたことは自信になるし、誇らしい。
毎回道マラはもう卒業でいいかなとちょっと思ったりするのだが、こういうランができるとその気持ちも引っ込む。
ランナーが走ることによって歴史を紡いできた道マラ、市民の皆さんに迷惑をかけながらも理解されてきた大会なので、ランナーとしてちゃんと還元していかないとダメだ。
もっとマナーアップをして市民の皆様に受け入れらる大会にしていこう。

つるやたかゆき

 

北海道マラソンにむけて

いよいよ明後日は北海道マラソン
レース前に色々と整理(思考の)しておく。

■テーマ
自分の限界を見に行く。
抑えてサブ4では無く、撃沈覚悟(8割方撃沈すると思われる)でサブ3.5を狙う。
サブ3.5はキロ5分をきった状態で42㎞を走らなくてはいけない。
正直、そんな練習はしていないので撃沈する恐れがある。
脚を攣ったりしたらサブ4はおろか完走(5時間)だって難しくなる。
だが、あえてやってみる。
今年はポッコポコなレースが続いている。北海道マラソンだけ『おきにいった』レースをしてもしょうがない。
ポッコポコならそれでいい。自分の限界がどこにあるのか知ったうえで、そこに向き合うのか、それとも尻尾を巻いて逃げ出すのかを決めよう。
別に逃げ出してもいいじゃんとは思っている。そこに納得感があるのなら。

とにかく、ここらで答えを出したい。
どんなランを続けていくのか。スピードを追うのか。(個人的にはとても苦痛)、トレランはじめフィールドを山に移行するのか。それとも大好きな田舎ウルトラをやるのか。
はたまたコミュニティに属してキャッキャウフフなランライフを送るのか。(誰にも誘ってもらえないが・・・)
どれも中途半端な現在の状態をやめたい。
そのために北海道マラソンに答えを聞きに行く。というか、新川通に答えを聞きに行く。
新川通は哲学。

■想定レースペース
前半 キロ4分40秒(100分切れると良いな)
後半 キロ5分(110分を想定)
これでギリサブ3.5を狙う。
途中でつぶれてもそれはそれで良し。
つぶれるくらいまでぶっこんでみる。
新川通があるのにネガスプなんてできねえよ。あのレイアウトでネガスプって前世にどんな徳をつんだら出来るようになるのだろう。
とにかく前半に貯金を作りたいが懸念点としてはスタートブロックだ。
スタートから平岸街道までは渋滞に巻き込まれそうだな・・

■ウェア関係
シャツ   レクサスチームサードT
パンツ   アディダス カモフラ
ゲイター  タビオゲイター
ソックス  タビオ
おパンツ  ユニクロのスポーツ用のやつ
ハット   モンベル サンバイザー
シューズ  ADIZERO MANA7 or ADIZERO CS BOOST
アイウェア オークリー ハーフジャケット


■持ち物
ジェル×2(スポーツ羊羹代用も検討)
BCAA×3(+予備1)
塩タブ
モンベル クロスランナーポーチに全て収納
iPhoneもっていくは検討中。
ひとりでゴールで自撮りでもするか・・・うーん・・

■ローディングを含めた補給スケジュール
前日昼・・蝉吟でラーメン
前日夜・・ごはん 少し多め
当日朝・・ごはん ふつう
スタート前・・BCAAジェル

10㎞地点・・BCAA/水
15㎞地点・・ジェル/水
20㎞地点・・BCAA/水
25㎞地点・・ジェル/水/塩タブ
30㎞地点・・BCAA/水
35㎞地点・・BCAA/水(要検討)

※補給は重要テーマ。ここ数レース、補給をまったくとっていない。(水のみ)
補給をとるのがダルてしょうがないが、ここをちゃんとやらないと作戦は成功しそうにない。
ジェルを飲むのがホントに苦痛。スポーツ羊羹でも代用できるから色々考えてみようか。
あと私設で出していただいているエイドのコーラはとても楽しみ。
フルマラソン中のコーラって世界で一番美味いコーラだと思う。
「熱くなれ、冷えたコークがまっている!」だぜ!
聞いているか、綾瀬はるか。部屋の中で『プレイボール!』なんて言っても本当に美味いコーラにはありつけないんだぜ!
とにもかくにも私設エイドの皆様には頭が下がる。
ちゃんと感謝を伝えていただこう。いつもありがとうございます。


■行動スケジュール
金曜に受付をすましてしまいたい。会社帰りにいけそうなら行ってしまおう。
土曜日昼間のエキスポは、心は踊るものの変にアドレナリンが出てグッタリする。
なるべく避けたいものだ。

土曜はシャツのアイロンがけや靴磨き、お風呂&トイレ掃除をして穏やかに過ごそう。
お昼は蝉吟にラーメン食べに行きたい。

日曜はラン後は銭湯にでもいってこよう。(たまゆら極楽湯が妥当か。。)
穏やかな気分でお風呂に浸かれるだろうか。それもこれも全部自分にかかっている。
お嫁さんはお仕事。なので帰ってくる前に餃子でも作っておこう。
ラソンなんてしょせん自分事の遊びだからな。

以上!!
書いてあることの半分でも実行できたらたいしたもんだ。
自分で自分を褒めてやるぜ。

 

 

つるやたかゆき

Apple music続報

applemusicを使い始めて7か月。
自分で自分のことにそれほど期待していないので、そのうちすぐに飽きるだろうなと思っていたが
どうしてどうして、7か月たった今でもかなり新鮮でワクワクする感情が持続している。
最初はとにかく「For you」機能で提示されるアルバムをどんどん聴いていた。
「For you」機能については絶妙なチューニングだと思う。ツボを突いたり突かなかったりの塩梅具合は良い。
こうやって徐々に少しづつ自分の「守備範囲」が広がってくるだと思う。
(アイドルとかが出てくると少々面食らうが)

この機能にもだいぶ慣れてきて、こんどはキュレーション機能をもっと使ってみたくなった。
applemusicには各種雑誌のエディターが選曲をしているコーナーがあり、ここが面白い。
よく使うのは「DJmag」誌のプレイリスト。
テクノ、ハウスといったところの最新のプレイリストがあるのでこれを片っ端から聴いていく。
少しでも自分の趣味と波長があるものに関しては、「お気に入り」のハートマークをつけていくのと同時に、
そのアーティストのアルバムを過去リリース分も含めて聞いていく。
「お気に入り」のハートマークを付ける理由は、「For you」の精度を上げるためだ。

この作業を地道にやっていくと、どんどん自分のアンテナの感度が上がっていく。
結局のところ、音楽にしても映画にしても写真集にしても読書にしても、自分のレベルというものは一足飛びに上がらない。
目的意識を常に持って淡々と学習していくことが必要だ。
カタログが限られていたころはそれができていた。
しかしネット時代が到来して、カタログ数が増えてくるとそれについていけなくなってしまった。
結局、自分のお気に入りをずっと聴いている感じの数年間だった。それはそれで悪くはないし、その選択も正しい。
だが、少しでも自分の「守備範囲」を広げる心意気があるなら、こういう手段は一つの解決策だ。


つるやたかゆき

暑熱順応ランニング

環状線一周ランをやる。暑熱順応が目的だ。
環状線一周はフラットでエスケープポイントがたくさんあって、なかなか楽なコースなので暑熱順応など
ちょいと負担をかけるランには最適だ。
こういう目的別に使えるコースをいくつも持っておくことが重要だ。
目的が決まっている場合は、予め設定しておいたコースで淡々とメニューを消化する。
これが当日にMAPを見ながらコース設定をして、初見のコースを走るということになると練習メニュー以外のプレッシャーが大きくなりしんどい。
ちなみにこれは脳をデフォルトネットワークモードにすることを目的でランをする場合もおんなじ。
デフォルトネットワークモードにする場合はなるべく外的刺激は少ない方が良い。なので馴染みのコースを走る方が良い。

今回は暑熱順応に加えて脂肪を燃焼させることも目標に設定した。
身体を脂肪燃焼モードにするやり方は諸説あるが、一番簡単なのは脂肪以外の燃料を空っぽにしておくこと。
すなわち血糖と肝グリコーゲンを無くしておけば、身体はイヤでも脂肪を燃やそうとする。
少々乱暴だが、理屈としては間違っていない。
なので朝ごはんを食べずに出発。(水はたっぷり補給しておく)

いざ走り始めたが、とにかく暑い。湿度もそこそこある。暑熱順応は気温は高くとも湿度は低い状態の方が効果があるらしい。
理屈はそうなのだろうが、湿度なんて自分でコントロールできるものじゃないのであきらめるしかない。
自分以外のものをどうにかしようなんてそれは傲慢だ。環境がそうならその環境を受け入れるか逃げるかの二択しかない。
個人的には湿度が高い状態のランニングはそれほど嫌いではない。
走っている時はそりゃ確かに辛いものがあるが、汗がボタボタと落ちてくる感覚が好きだ。サウナが好きな感じと似ている。
今回はバックパックを背負っていたので、とにかく背中の汗が逃げていかない。わずか2㎞でシャツが浸水状態だ。
それでも一定のペースで走ると、次第に汗の質が変わってくる。
ドロドロの状態からサラサラの水のような汗になってくる。こういう汗が出ている時は本当に気持ちが良い。いつまでも走り続けられるような感覚になる。

そんな感じで楽しく25㎞の工程が終了。
黒いシャツを着ていったのだが、終わってみると塩が浮いて真っ白になっていた。
大量の塩分が身体から流出したらしい。塩分をこれだけ失っても、特に筋肉が攣るなどの症状はでていない。
となるとこれは身体にとって余分な塩分だったのだろうか。
身体って不思議。

シャワーを浴びて、ラーメンを食べに行って、ビアガーデンで水分補給して一日が終わった。
まあ、満点が過ごし方だろう。

つるやたかゆき