ツルタカブログ

ファッション感覚でランしてる

千歳JAL国際マラソン(敗戦の弁)

千歳JAL国際マラソン。結果から先に書くと大惨敗であった。
サブ3.5を狙ってスタートしたものの、自己ベストすら更新できずフィニッシュ。
全てが思い通りにいかなかったランとなってしまった。

なかなか貴重な体験だったのでメモを残しておこう。

■装備
シューズ:adizero mana7
∟敗因要素①。事前の30㎞走でも薄々感じていたが25㎞過ぎからバネ感が無くなった。
千歳のコースだと後半10㎞がアスファルトなので、バネ感ないとツライ。
ハーフまでなら十分対応しているのだが(己の脚が)、フルはきつかった。
もっとクッションのある、adizero CSブーストの方が良かったか。
ブースト系に慣れるとこういうソリッドなシューズはストイックに感じてしまうな。

ウェア:速乾性Tシャツ×ユニクロ短パン
∟これは問題なし

ウェア②:adidas テックフィット
∟コンプレッションはフルではそろそろ不要かも。
一発狙いのハーツ、もしくは超ロングは必要かもしれんが、フルはせいぜいゲイター程度でいいかもしれない。
汗が乾いて塩で真っ白になってしまった。。

ソックス:タビオ レーシングラン
∟これは問題なし

補給:アミノ酸&ジェル
アミノ酸は10㎞毎にしっかり補給。一方でジェルは食べられず。。胃腸がかなりやられていたな。
 エイドでチョコパンを貰い凌いだ。。

サングラス:オークリー ハーフジャケット
∟問題なし

ポーチ:モンベルクロスランナーポーチ
∟これも問題無し。問題あるとしたらもう6年も同じのを使っていることか。いい加減買い替えよう。。


■準備
スピード練習
∟ハーフ、30㎞、ソツケン(15㎞)をそれぞれやって、そこそこ想定どおりのタイムを出していた。
しかし、量が足りていなかったか。30㎞をもう一発。ソツケンペースでの10㎞走をあと3回ほどやっておいたほうが良かったか。
練習量は十分だったと思う。質がついてきていない。
高負荷×長時間をもう少しやっておくべきだった。

カーボローディング
∟これは反省ポイント。ローディングしすぎた。
前日実家によって会場入り。実家はいつでもウェルカムだもんな。ついつい出されるままに食べ過ぎた。
内蔵が重い状態でスタートを迎えてしまった。
朝食もたっぷり用意してもらった。美味しいんだけど食べ過ぎはあかんね。

心構え
∟振り返ってみてどうだろう。目標をやりぬくって気持ちをちゃんと持てていたのだろうか。
こういうのは結果論的なところがあるので、なんとも言えん。
ただここまで無様に負けるとなると、何かが決定的に足りていなかったのかもしれないな。

■当日の展開
入りのタイムから想定より5~10秒遅い展開。
上にも書いたが、とにかく身体(内蔵)が重い。走っているうちに軽くなるかなと思ったが、一向にならない。
また暑さも想定より上だった。
千歳JAL国際のコースは前半が登り基調。ただでさえきついのだが、暑さがそれに加わるとハードルが2段くらい上がる。
ただ、それでも折り返しまでは、若干の遅れがあるとは言え想定では来れていた。
確かにポジティブスプリットプランのタイムよりは遅いものの、プランBとして想定していたフラットスプリットのタイムとはほぼ同一。
後半は下り基調になるので、まだまだ挽回はできるかなと思った瞬間、後ろの走者と接触、大きくバランスを崩してしまう。
そのまま転んでしまえば良かったのだが、変に力を入れてしまい踏ん張ってしまったため、左ひざと右足首を痛めてしまう。
ここからタイムは落ちる一方。暑さと痛みで頭がおかしくなりそうになる。この後、40㎞地点まで一人も抜いていない。抜かされる一方だった。
手元のガーミンであれこれ計算。3.5は完全に無理。4時間もギリギリ。
32㎞、森を抜けたタイミングで4時間切に目標を変更。いや変更なんておこがましいな。下方修正ってやつだ。
這う這うの体でロード区間を突破。脚はかなり痛い。変な後遺症が残るのが嫌だ。北海道の夏はこれからなんだから。
なんとかゴール。ギリサブ4ってやつだ。悔しいとも思わなかったが嬉しいとも思わない。ただただ、やっちまったなーという思いでいっぱいであった。

■反省ポイント
帰りに会場近くの銭湯で湯に浸かりながら、失敗した要因を色々考えていた。
どうしても中盤で接触したことを主要因にしたくなるが、実はそうではない。
あそこで接触してしまう位置にいたこと自体が間違っているのだ。
単純にもっと速く走れていたら、あの時あの時間に自分はそこにいなかった。巻き込まれた形ではあるが、巻き込まれる位置にいた自分が悪い。
要因はスピ連の数と質、あとはピーキング。
8月の北海道マラソンでは、そこをもうちょっと気を付けて走ろう。

ま、こんな歳でこうやって真摯に反省できる機会もなかなか無い。貴重な経験だ。走っていればこそ。


つるやたかゆき

5月の振り返り

5月の走行距離は197kmだった。
GWでそこそこ距離を稼いでいるつもりだったが、それほどでもなかった。

後半に入ってレースペースでのスピ連を何度かしているが、その際のリカバリが思うような進捗を見せず間隔が空いてしまったのが原因だろう。
とはいえ、脚はかなり出来てきているので6月あたまの千歳JAL国際マラソンで、真価を発揮できればいいなと考えている。

反省点としてはレース系の脚を作る練習と、いわゆる「俺チャレ」系の両立がまったくできていないことだ。
心肺を追い詰めるスピ連と、LSDペースの「俺チャレ」は相反するメニューなのはしょうがないことと言え、どっちも高い次元で両立していきたいよなあ・・

6月は夏至。すなわち、それを過ぎると日照時間が減っていく。
もう日照時間のことを気にしないといけないのは辛すぎる。
夏至のタイミングでなにか一発やってやろうかな。

つるやたかゆき

卒検ビルド

今週末は千歳JAL国際マラソン
あんまりタイムを追い求める走りは好きではないのだが、せっかく大会に参加するので完全燃焼をして終わりたい。
エントリフィーを6000円も出して、早起きして千歳まで出かけて42㎞走るのに、ぼんやり終わってなるものか。
ファンランなんて日曜の午前中に河川敷で一人でやればよい。

本番はどうなるかわからないが、そこに至るまでの準備はちゃんとやっておかないと、「完全燃焼」感が薄れてしまうので
今日は卒検ビルドをやっておく。

卒検ビルドは15㎞のビルドアップ走のこと。
詳しくは岩本さんの本でも読むと良い。

自分の目標タイム(サブ3.5)では、
1~5㎞:5分/km
6~10㎞:4分48秒/㎞
11㎞~15㎞:4分30秒/km
と、ビルドアップさせて走る。
これが出来ると、本番でサブ3.5が達成できる可能性が高まるとのこと。

15㎞をビルドアップするのと、42㎞を4分58秒フラット(サブ3.5の場合の㎞あたりのタイム)で走ることについての関連性は
小生のオツムが悪くて、ちょっとわからないのだがエライ人が言っているので信じることにしよう。そうしよう。

ということで、フラットな公園周回コース。
池の周りをぐるぐる走ることにする。ここは1週が1㎞程度なので感覚的にも計測しやすい。

入りは4分58秒。悪くない。とくにGPSウォッチを注視することなんてしていないのだが、キロ5分ならば感覚で出せるようになってきたのか?
その後は5分を境にプラマイ3秒で最初の5㎞を走破。5日間ほどランを休んでいたせいか脚は軽い。
5㎞が終わりビルドアップ第一弾。いままでよりキロ当たり12秒をあげる。
とはいっても、100メートル単位で1秒ちょい上げるだけ。そう考えるとそんなに辛くない気がする。100メートルを30秒で走っていたのを29秒で走るだけだ。
タイムは4分48秒を境にプラマイ3秒程度でまとめることができた。プラス計測になっても次の周回でマイナス計時で借金をすぐに取り戻す。
安倍首相風に言うと「トリモロス」だ。
そんなこんなでビルドアップ第一弾は完了、続いて4分30秒/kmの第二弾だ。
このあたりから、ふとももに若干の疲労を感じる。とはいっても先週の30㎞走時の疲労感と比べればかわいいもの。
あと5㎞で終わりと思えば、気分も楽だ。
さっきの理屈でいえば100メートルを27秒で走れば良いだけ。入りのタイムから比べてもせいぜい10%アップだ。

疲れてくると、姿勢が悪くなる。腹筋をたてることが出来ずにぐにゃっとした姿勢になる。
そうなると足さばきも悪くなり、ペースが遅くなる。
今日も11㎞過ぎにそのことを自覚できたので、上体に意識を集中。
タイムも4分30秒付近で安定しており、疲労はあるもののどうにか最後までペースをキープできた。

今回の卒検ビルド、タイム的には目標にむけて障壁はない。あるとしたら、このスピードをキープしながら42㎞を走るスタミナと精神力。
こればっかりは本番やってみないとわからんな。

 

 

つるやたかゆき

やって後悔することはない

身体が重たく気分も乗らなかったが、気合を振り絞って夜ラン10㎞。
走り始めたら、確かに脚は重たいのだが、走れないことは無い。なんだが拍子抜けだ。

走り終わってから後悔することなんて、殆どない。
どんなに無様なランニングになっても、走り終わったら爽快だし、そこはかとない充実感がある。
長年やっていて、こんな経験は何回もしているのに、いざ走り出そうとすると憂鬱になるのは何故なんでしょうかね。

疲労が蓄積するとネガティブな気分になりやすいのか?
一日分の疲労をその日のうちにちゃんとリセットしていきたい。
最近は歳のせいか、疲労が翌日以降に微妙に残っている感じがする。
それほど大きいものでは無いが、じんわりと嫌な感じが借金のようにまとわりついているのだ。
己に過信せずに、ストレット&栄養補給&睡眠をちゃんとやっていかなくては。


今週のランはこれでおしまい。週末は鈴鹿
SUPERGT 第三戦の観戦だ。楽しみ、楽しみ。
とてつもなく晴れるらしい。日焼けしないように注意しなくては。


つるやたかゆき

惨敗な30km走

2週間後のJAL千歳国際に向けて、仕上げ30㎞走。
河川敷コースを下流に9㎞、上流に6㎞といささか変則的にコース取りをして30㎞分を確保。
ちかくに片道15㎞を確保できるコースがなかなか無いのがつらい。
(雁来大橋から下流は5月末まで使えないのだ。。)

天気はピーカン。ちょっと暑すぎるが本番もこんなもんでしょう。
すぐに顔が塩まみれになるが、これって大丈夫なのかな。
前までは走って塩まみれになると、身体から余分な塩分がでた!とご満悦だったが、体内のナトリウムバランスを考えるとダメだよなあ。。
本番は塩タブをちゃんと持っていこう。

塩タブだけじゃない。今回はジェルも水ももっていかなかった。
先週のハーフディスタンスのスピ連でも無補給でどうにかなったので、甘く見ていた。

これ、15㎞すぎから地獄だわ。
タイムは想定で刻めていたが、内臓が焼けただれるような感覚。最低、水分補給はちゃんとやったほうがいい。
23㎞付近で水飲み場発見。たまらず蛇口をひねる。
うめぇぇええーーーー  ぬるくてカルキ臭い水道水がこんなにうまいとは!!

この時点で完全に集中力がきれて、のこり7㎞は流してしまった。
結果は2時間30分14秒。
2時間半きれなかった。。。
これは千歳JAL国際に向けて暗雲が立ち込めてきたぞ。

とりあえず補給を要所要所でしておけば、もう少しマシな結果にはなっていたと思うが、それを差し引いても不安は大きい。
残り2週間だが来週末は走れないことが決定している。
平日夜に少しスピ連して、勘を失わないようにするくらいしかやれることないな。


つるやたかゆき

底上げ

11日にハーフディスタンスのスピード練習をやってから、フットサルもやったので筋肉痛が酷く寝返りを打つのもつらかった。
そのためランは2日間お休み。

まだ、ふくらはぎにはダメージが残っている感じがするのだが、休んでばっかりはいられないので軽くジョグペースで夜ランを試みる。
着地のたびに、ピキッとした痛みが走るが走れないほどでは無い。むしろ心地よい感じだ。
ジョグペースで入ったつもりだったが、最初の1㎞は5分40秒。自分の中でジョグペースとしては少し速い。
だが、それほど苦しくもない。このペースなら20㎞程度は楽に流せそうだ。
このまま走り続けたらどこかでクリフハンガーがくるかなーと思いながら、いつもの河川敷コースで10㎞を走り終えた。
びっくりすることに、タイムが綺麗に5分40秒台でそろっていた。

病み上がり(?)でそれほど気合も入れていないのに、巡航ペースが格段に上がっている。
スピ連をしっかりやっているとスピードの許容量の上限が大きくなって、結果的にベースアップされるのだろうか。

詳しい理由はわからないが、ベースアップされて困ることはない。
疲労度が変わらず巡航速度が上がると、消費するパワーが同じで移動できる距離が増えるということだ。
これは僕のような都市間移動ランをしているものにとっては大きなメリットだ。
スピードと持久力、両方とも磨いていくことが大切だ。

ランのあとは、読書。
最近、また「BORN TO RUN」を読み返している。
この本で一瞬流行ったミニマルなシューズ革命はあっという間に過去のものになってしまった。
いまの流行は厚底シューズ。
ナイキのコマーシャリズムは、この本で批判されていた時より酷くなっている。

この本で何かが変わると思った人たち(僕を含む)は、現状をどう思っているのだろう。
それともこの本も、一過性のブームに過ぎなかったのだろうか。

そんなことを考えながらページをめくる。

ベアフットテッド、いいなあ。途中ひどい描かれ方なんだけど最後の最後に泣かせる。こういうキャラいいよなあ。
どのページをめくっても新しい発見がある。
世間ではブームとして消費されてしまったかも知れないが、僕はまだまだ読み続けることになりそうだ。


つるやたかゆき

ハーフディスタンス 100分切りならず。。

あっという間に5月も中盤戦だ。
6月頭には今シーズン最初の大会となるJAL千歳国際が控えている。
先日、我が家にもゼッケンと計測用チップが届いた。前日受付なくなったんだな。
あの微妙な雰囲気、大好きだったんだけどな。残念だ。
当日受付もなしでゼッケンつけてスタート地点にいけば良いらしい。斬新だな。

開催は6月2日。
残り時間は少ない。しかも前週の5月24日(金)~27日(月)は鈴鹿スーパーGTを見に行く予定が入っている。
大会前の週末なので30㎞走か、いわゆるソツケンビルドをやろうと思っていたが出来ない。
いや、やろうと思えば名古屋で朝ランでもいいのだが、そんな根性ないだろうな。
自分の可能性は自分がよく知っているのだ。。泣けてくるぜ。

そんなわけで、今日はスピ連。
21㎞、すなわちハーフディスタンスの現状のベストラップを把握しておきたい。
単純にこのタイムを倍にしただけでフルのタイムが予想できるとは思わないが、ある程度の目安にはなるだろう。

コースは豊平川河川敷。
9条大橋から真駒内をぬけて平岸通と真駒内通りが交わるポイントまで。ここまででピッタリ片道10㎞。
あとは中島公園内で少し調整すればハーフディスタンスのコースが出来上がる。
前半が微妙な登り基調なので、強制的ネガティブスプリットとなる、なかなか良いコースだ。

入りのタイムが4分40秒。悪くない。
足下は久しぶりのadizero mana7。このシューズ、自分にとってスピードを上げる練習では最適だ。
これ以上のシューズは現時点ではオーバースペックだ。

蛇足だが、よくサブ4ランナーにadizeroJAPANを勧めているブログ記事を見かけるが、怖いなーと思う。
ブースト化して以降、マイルドになったとはいえJAPANはサブ3以上のランナー用だと未だに思っている。


中間地点。10㎞走ってもタイムは落ちない。
4分30秒~40秒の間で一定だ。
折り返しポイントの緑地公園で水を一口飲んで復路へ。

じんわりと脚は疲れているが、微妙な下り基調なのでスピードが出せる。
スケールは違うが6月のJAL千歳国際もこんな感じのコースなので、よいシミュレーションになる。

結局、ハーフディスタンスで1時間40分40秒。
残念、100分切れなかった。

うーん、サブ3.5はちょっと難しいかな。ここからこのペースをキープしてもう21㎞を走るのはちょっと想像つかないな。


つるやたかゆき