2017年 北海道マラソン 参戦記
さんざん前振りだけは立派にしておいてが、肝心の結果を書くことを忘れていた。
御託を偉そうに並べていたが、完全な失敗レースで終わった。
個人的にはグロスタイムなんてもんに価値は感じられないので、もっぱネットタイムで勝負しているのだが、北海道マラソンにおいては出走ブロックがネットタイムに大きく影響することを忘れていた。
つまり、この敗北は春先にエントリーした時点で決定していたことになる。
ついつい、遠慮がちなタイム申告をしたせいで、Fブロックなんていう超後方の出走となってしまっていた。
詳しい人はわかると思うが、Fより後ろのブロックはファンラン(10km程度のスプリントランイベント)に出走するための方々に割り振られてるので、スタートラインを過ぎたあとはフル部門の遅い人と、ファンランで速い人が入り乱れるというカオスな状況になってしまうのだ。
昨年もこれにはかなりやられていたのにすっかり忘れていたわ。
そして、肝心のFブロック。集団、遅いです。
というか、EもDもかなり遅い人いますね。。
持ちタイムの申請は見栄を張らず正直にやろうぜ。
前のブロックから落ちてくる人、そしてファンランのガチ勢が入り乱れる地獄な状態は10㎞すぎまで続いた。完全に序盤から借金を背負う展開。
北海道マラソンは例年、暑くなり後半のタイム維持が困難になるレース。
気温に関しては今年も絶好調で、しっかり暑くなった。
誰だよ、冷夏っていっていたのは。。。
個人的には3時間50分切りを目指していたのだが、前半の借金、後半の利子が響いて4時間2分と大惨敗であった。
反省すべきところを整理してみよう。
・暑さ対策
・スピード練習の不足
・レースマネジメント
暑さ対策については、大会前週にもコースの後半30㎞を走るなどやってきたつもりだったが、身体が暑さに弱くなってきている。年かな。
昨年までは気温についてはそれほど気にしたことがなかったのに。
ベースレイヤーに薄手のコンプレッションを着て、熱と汗を抜くようにしたのにあまり効果に結びつかず。。
これ以上、何をすればいいのだ。
スピード練習については、ソツケンビルドをやらなかった。。これは反省。トンボ鉛筆の佐藤さんバリに奢り高ぶりがありましたな。。
ちゃんとスピ練する時間をスケジュールに入れよう。。
レースマネジメントについては、上にも書いた通り序盤でタイムを失ったことが大きい。だが、原因の本質的なところはプランB、プランCを用意していなかったこと。
なぜ、プランAだけでうまくいくと思っていたのか。。
ここもトンボ鉛筆の佐藤さんバリに奢り高ぶりが感じられる。
総じて、北海道マラソンを甘く見ていた。
大会前日に偉そうなエントリーを書いたくせに、甘くみていた。
ほんと、すまん。
来年は謙虚に、Dブロックを申請して頑張る。
それにしても、学生さんをはじめとするボランティアの皆さま、本当にありがとうございました。
学生さん、お休みの日に頑張ってくれてありがとうございます。
どれだけ勇気を貰えたことか。
感謝してもしきれません。ありがとう。
最後に運営について苦言。
・ファンランやめましょう!
マナー最悪です。歩道や中央分離帯を走る。
これ、やっているのは殆どファンランの人です。
マナーの良い大会、市民の方に理解される大会を目指している中、こういうのは本当にマイナスでしかないです。
どうしてもやるなら、フルスタート後の30分後とかにファンランのスタートをさせてください。
今年もフルのコースに数人混じっていたし。あれだけ係員が一生懸命誘導しているのに、フルのコース入るなんて確信犯としか思えないです。
気軽にエントリーできる要素は必要ですが、そこに最低限のマナーがないと品位が落ちてしまいますので。。
・エイド
年々質が悪くなってます。
スポドリの量、なんであんなに少ないですかね。。
道マラより規模小さい大会でも、大塚製薬とかにスポンサーになってもらってアミノバリュー、ポカリスエットなどを用意している大会はいくらでもあるのに、道マラがイオンのPBじゃ寂しすぎますよ。
一生懸命やっているボランティアの皆さんがかわいそうです。
以上、2点。
言いたい放題ですが、来年も参戦する予定の道マラファンからでした。
ご検討、何卒よろしくっす。
つるやたかゆき
北海道マラソン 参加にあたって
明日はいよいよ北海道マラソンだ。
北海道でランニングをしていると、この大会が年間を通じての一種のハイライトになる。そんな大会だ。
今年で5回目の参加となる。
気温が高く、コースが単調という過酷なレースなのだが、北海道でランニングをしているのにも関わらず、この大会をスキップするのもへそ曲がり感があって好きではないので、参加を続けている。
ウルトラやトレイルを始めると、どうにもこの大会を軽視するランナーが多いと思う。
確かにランニングブームにのっかってエントリーフィーは上昇の一途、その割にコース等の変更は無いので増え続ける参加者をスマートに走らせるの日は向いていないレイアウト、昨年に至ってはスポドリがノンカロリーとなるなどランナー目線からはクエスチョンマークがつくことも多い。
ウルトラやトレイルの自由な雰囲気に触れると、どうにも窮屈な気持ちになるのは理解できる。
だが、どんなに小さな不満があったとしても、札幌市民全体がバックアップをしてくれるこの大会は素晴らしいと思う。
街中の道路を使わせて貰い、こんなに応援をして頂けるレースは北海道においてちょっと他にないだろう。
回数を重ね、文化にまでなったからこそである。
それを数回参加し、ウルトラやトレイルも経験したからと言って、『道マラは飽きた〜』と言って背を向けるのも、違和感がある。
数十回の歴史を背負って文化にまで昇華させた先達に申し訳が無いと思うのだ。
今、(お金を払ったからと言って)街中を市民のバックアップを受けて走ることができる状態になったのは、歴史のお陰である。
一人、1万円ちょっとのエントリーフィーを払っているからでは決して無い。
そういうことに理解と感謝をして、大会に臨もうと思う。
つるやたかゆき
曇りの日もカメラを持って歩こう
道マラ前最後の調整ランは、12km。
少し脚が重いが仕上がりはなかなか。あとは本番だなあ。
天気はどうなるのだろう。
昼からは時間もあったので、昼飯を食べがてらぶらりと散歩してきた。
天気はどんよりしていたが、こういう時の方が散歩には良い。
平日の街の中を、気兼ねなく歩く。贅沢だ。
知らない道を歩くのは楽しい。
つるやたかゆき
お盆休み
お盆休みは親戚の家を回って過ごした。
今年の春に入籍したので、そのご挨拶である。
形式的なものだが、こういうことはそれほどバカにしたものではないと思う年になってきた。
久方ぶりに会う親戚、この後何回会うかもわからない。
だが、節目節目でこういう挨拶をしておくことは、ひょっとするとものスゴく重要なことなんじゃないんだろうか。
普段、こういうことから逃げ回っている所為で疲れ切ってしまったが、なかなか良い疲労感であった。
本家のおイヌさんだけは、いつも変わらず迎えてくれる。
畑を荒らす、アライグマとの最終決戦兵器として馬小屋跡に配備された、『傭兵』なのだが、誰にでもお腹を見せてジャレてくる。
ちゃんと仕事をしているのか、不安である。
つるやたかゆき
2017 SUPER GT 第4戦 SUGO
SUPER GT 第4戦 SUGOを見てきた。
■空港
予選から見たかったので土曜に仙台入り
この時点でかなり暑い。。
■菅生サーキット到着
バスとタクシーを組み合わせたので結構早く到着。
フリー走行から見ることができた。
暑そう。。
■最終コーナー
とりあえずフリー走行は最終コーナーで見る。
気合の入ってる人たちが沢山いる。
すげぇレンズだ。
テレビクルーもカッコいい
いつかはクルマで来たいものだ。。
■ピットウォーク
ピットウォークは土曜に済ませておく。
日曜は混みすぎだよ。。
おネェさんとGTマシンのコントラストが良いんだよなぁ
土屋さんが、『バカヤロー、子供だけだぞ!』と軽口を叩きながら、子供をピットの中へ案内していた。
超一流の人が、サラリとこういうサービスをする。
かっこいいよなー
ポルシェとおネェさんのお尻
おぱーいとアウディ
空模様の心配でもしているのかな?
無限は黒ベースのユニでカッコ良い。
大魔神!!
おネェさん達。
暑さの中、微笑みを絶やさず凄いですわ。。
■予選
GT300クラスでPP獲得した、ツチヤさんのとこを応援していた親子。
見ているコッチが嬉しくなった。
カメラ向けたら、良い笑顔をくれました。
■夜の仙台を満喫
街中で中嶋企画の面々を目撃した。
2年連続や。。
牛タン屋さんでは、某F4チーム も食事されてました。
■決勝当日
決勝当日は不安定な天気。。
バスをまっているときから憂鬱。。
みんなカッパを着ながら観戦してる。
この光景、たまらん。
第一コーナーは最高の観戦ポイントや!
歴史に残る激戦でしたなー。
決勝は興奮しすぎて写真が殆ど無い。。
なんとも竜頭蛇尾なエントリですが、やっぱりSUPER GTは面白い。
来年も行こうっと!
つるやたかゆき
夏の必須ランギア モンベル ワイドブリムハット
夏真っ盛り。
陽射しも強いので、このシーズンのランは色々と注意が必要だ。
真昼間にランをする時は、こいつを必ずかぶっている。
モンベルワイドブリムハット
(モンベル)mont-bell ワイドブリムハット 1108743 OVGN オリーブグリーン M
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
ふざけたシルエットだが、布地も薄く周囲にはメッシュも入っているので
なかなか通気性も良い。
ランには最適だ。
それに、キャップだと首筋の日焼けに対抗できないが、ハットなら万全だ。
なによりこのキャップをかぶることで、程良い『抜け感』を演出できる。
キャップだと、ガチっぽくなりすぎて少々堅い。
そりゃ、サブ3とか狙っているガチガチな人はいいんだけど、あくまでこちらは外道ランナーだから。
抜け感は重要なのだ。
もともとは、鏑木さんプロデュースのTNFのプロランナーズハットが欲しかったのだが、
あっさり絶版になっていたのでこれにした経緯がある。
TNFはすぐ絶版になる。
コンポシステムとかも消えたなー。
デザインもかっちょいいし、アイディアも良いけど、こういうところは信用ならんね。
その点モンベルなら、定番商品は何時でも手に入る。
このハットもボロボロになったら買い換えることが出来る。いいよね。
ワイドブリムハットはお値段も手ごろなので、ガシガシつかって、ガンガン洗っても気にならない。
(洗うときは洗濯ネットにいれよう)
別売りのハットストラップを付ければ、より便利につかえる。
これも汗をかなり吸ってしまうので、毎回洗濯しよう。
ランギアは哀しいけど消耗品。
使って、洗ってキレイにしてまた使って、ボロボロになったら買い換える。
それでいいじゃないの。
つるやたかゆき
オシャレランニングファクトリー 支笏湖70㎞
1000湖ラリー 第四弾は支笏湖。
真駒内からポロピナイに抜けていく、峠MAXなルート。その後、湖畔を走り苫小牧におりるプラン。
全行程は70㎞に及ぶ。
晴天に恵まれすぎて、ランをするには少々危険な温度となった。
朝4時に起床したものの、連日の暑さのために疲労が抜けていない。
寝ぼけ眼で窓の外を見ると、ピーカンの天気。苦戦が予想される。やれやれ(c村上某)
装備としては、暑さが籠りそうなためコンプレッションの上下はやめた。
ベースレイヤーにモンベルのメッシュインナーをきて、その上に速乾性のTシャツ。
下はショートスパッツをパンツの下に履いた。さらにTABIOのゲイター。
足回りはTABIOに、adidas adizero BOSTON boost。
特に変わり映えしない装備だ。
バックパックのボトルポケットに500mlのスペシャルドリンクを二本差し。
さらに気室に、500mlのボトルを凍らせて二本。
合計2リッター、重量2キログラム。重たいが、今回のコースは途中で補給をすることが全くできない。
変に軽くしようと色気を出すと、死に繋がる。めったなことはできない。
中央区から河川敷を抜けて真駒内まで。
脚が重たい。連日夜ランをしていたからか。疲労がまったく抜けていないのが分かる。
毎日、アミノ酸を飲んでいたんだけどなーとボヤキながら走り続ける。すでに背中は汗でビッショリだ。
バックパックを背負っているので、背中は熱が逃げて行かない。
水分と塩分の補給がカギだなと認識、5km毎での定期的なセルフチェックをしなくてはいけない。
芸術の森付近を抜けると、一気に景色が変わる。
本格的な峠の始まりだ。
過去、ロードバイクをやっていた時分に何度も通った道だ。今日もローディ達が坂と格闘している。
それを横目にひたすら踏む。
実は3年前に一度、ランで支笏湖はやっている。
友人が湖畔でキャンプをやっているとのことで、走って参加したのだ。
その時は早々に心がやられて、文字通り『這うよう』にして辿りついた。その時のリベンジをしなくてはいけない。
恵庭湖分岐点までは割と余裕をもってクリア。
ここから第一目標であるポロピナイまでは残16km。記憶が正しければ二度の山越えがある筈だ。
陽が登ってきており、道の両際に広がる森での木々では日光を遮ることができなくなっている。
暑い。暑すぎる。
速乾性Tシャツはすでに吸水・発散の限界を迎えており、ただの濡れた布と化している。
ただ濡れているだけならマシだ。
ポリ製のTシャツは限界を超えた瞬間、ただの濡れた臭い布になる。
着ているのも苦痛なくらいである。
たまらず、バックパックをおろしTシャツを脱ぐ。パタパタして少しでも乾かそうと試みるものの
まったくの無駄。炎天下でとまってそんなことをやっていると、ジリジリと肌が焼かれていくのがわかる。
走り続けても地獄、止まっても地獄、そしてもう戻るのも無理な地点に来てしまった。。
ロードバイク時代にも何度も騙された看板が見えてきた。
ここからもう1回降りて、登るんだよな。。。
すでに暑さで朦朧としながら、最後の登りを走る。
ドライブ日和で、何台もの車が気持ちよさそうに走っていく。そして死にそうな顔をしているこの哀れなランナーを見て
ぎょっとした顔をしている。
そりゃそうだ。こんなところを走るなんて、ちょっと普通じゃない。
そろそろ意識も朦朧としてきたときに、近寄ってきた自転車乗りに話しかけられる。
たちどまって話を聞いてみると、恵庭岳に登るために札幌から自転車でやってきたとのこと。
クーーール!!
めちゃくちゃカッコいいじゃねーか!!
『いやいや、ランの方がヤバイっすよ』と言ってくれたが、んなこたぁ無い。
見たところ自分よりも若そうだったが、こういうことをやれる人を尊敬する。
たった数分の会話だったが、素晴らしい出会いだった。
ありがとう!!
気力を奮い立たせて、ポロピナイまで降りてきた。
売店で買ったソフトクリームが美味い。
こんな美味いものが世な中にあっていいのだろうか。ランの後のソフトクリームはヘロインより快感だ。
だが、暑さはいよいよ本日の最高点に到達した模様。
ここから次の休憩ポイントである支笏湖温泉街までの7㎞を走れる気がしない。
いや、そこまでは行けても、そこから苫小牧までの30㎞は想像できない。
人間はイメージできないことは、実現させることは出来ない。つまり苫小牧までは行けない。。
支笏湖湖畔の7㎞を1時間かけて走る。歩かなかったのはただ単に暑いからである。一刻も早く木陰に入りたい。ちなみにこの7㎞で1000mlの水分を消費した。。
支笏湖温泉街で考えた。
このまま苫小牧プランを継続するとなるとリスクが高すぎる。
ぶっ倒れても良いが、誰かのメーワクになることは避けなくてはならない。
遊びで他人にメーワクをかけるなんて最低である。
目的地を千歳駅に変更。
地図で距離を測ったら26㎞。うん、3㎞も短縮できた。たった、3㎞かよ。。
サイクリング専用の道があるのだ。ロードのときは基本的に下りなので、気楽なものだったが、ランになると勝手が違う。違いすぎる。。
『ヒグマ出没注意』の看板に怯えながら、走る。注意も何も無い。誰もいない森の中のサイクリングロードだ。ヒグマが出てきたら一発アウトだろ。
ヒグマ嫌だなぁ、怖いなぁとビクビクしながら走る。27㎞を4時間かけて走破。途中で水を飲み干してしまい、渇きと戦いながら千歳の街を見たときは少し泣いてしまった。
振り返ると今回のランは失敗である。
装備も準備も体力も気力も、このコースをやっつけるには足りなかった。
次回までに足りないものを全て手に入れられるようにしておかなくちゃな。
つるやたかゆき